アルゼンチン・ブエノスアイレスを拠点に活動する3人組、トリアーダ(TRÍADA)が、デビュー・アルバム『EXUVIA』を10月23日にヴァーヴ・レコード/マーキュリー・レコードよりリリースした。
トリアーダは、ディアメ・スピナ(per, vo)、アイル・レイノソ(g)、ジュリア・ペルコウィッツ(vo)からなるトリオ。詩や友情、ラテン音楽の伝統的な楽器から着想を得ながら、現代におけるアルゼンチン・フォルクローレを紡ぎ出している。
アルバム・タイトルの『EXUVIA』は、動物が古い皮を脱ぎ捨てる「脱皮」に由来するもの。これまでカヴァーを中心に活動してきたトリアーダにとって、初めてオリジナル楽曲の作曲と演奏に本格的に取り組んだ本作は、まさに古い皮を脱ぎ捨て、新たな一歩を踏み出す作品となっている。
アルバムについてメンバーは、「これは“誕生”です。変容のプロセスであり、TRÍADAが脱ぎ捨てていく皮でもあります」とコメント。全11曲には、「感情的な成熟と、ひとつの段階から次の段階へと移り変わっていく過程」が刻まれているという。
本作は、Brazilian Girls、Nathy Peluso、Siddhartaらとの仕事で知られるプロデューサー、Didi Gutmanとともに制作。ボサ・ノヴァ、カンドンベ、タンゴ、アルゼンチンのフォルクローレを代表するリズムのひとつであるチャカレーラ、そして彼女たちの持ち味であるアコースティック・サウンドを融合し、バンドの新たな側面を引き出している。
今年の夏にパーカッシヴな先行シングル「Clara」を発表。さらに、スペインのラッパー、C. Tanganaによる、報われない愛を生々しく描いた楽曲「Un Veneno」のカヴァーを公開した。「Un Veneno」では、タンゴを思わせるギターによるミロンガのリズムを取り入れ、トリアーダならではのアレンジで再構築。「The Recording Academy」のシリーズ「ReImagined」でも披露している。
グループ名の「トリアーダ(TRÍADA)」は、3つの音が重なってひとつの和音を形作る音楽用語「トライアド」に由来。異なる個性を持つ3人の声と演奏がひとつに溶け合い、姉妹のように強く結びついた音楽世界を作り上げている。
バンドメイトというよりも姉妹のような関係で結ばれている3人の出会いは、ブエノスアイレスの芸術高校時代にまで遡る。放課後に歌唱動画の撮影を始め、ジョアン・ジルベルトの「O Pato」をはじめとするボサ・ノヴァの名曲をカヴァー。その映像は200万回以上の再生を記録した。
その後、「O Pato」は彼女たちにとって初の正式リリースとなり、アルゼンチンの音楽的ルーツと世界各地の楽曲を結びつけるトリアーダのサウンドを、世界中のリスナーに広めるきっかけとなった。
デビューEP『De Versiones y Alma』は、SPIN、HOLA!、Remezclaなどの海外メディアから高い評価を獲得。親密なジャム・セッションに招かれたかのような心地よいヴォーカルと、3人の深い結びつきを感じさせるサウンドで、世界各地の楽曲に新鮮なアルゼンチンの感性を吹き込んだ。

アルバム『EXUVIA』
2026年10月23日リリース
Verve Records / Mercury Records
https://triada.lnk.to/AL_Exuvia
1. Silencio
2. Clara
3. Riéndose de la Melancolía
4. Amarme
5. Incendiada
6. Un Veneno
7. Manos de Sal
8. Voy A Dejar de Venir
9. Noctámbula
10. Mañaka
11. Tríada
