
Tony Iommi (Image credit: Ross Halfin)
ブラック・サバス(Black Sabbath)の1994年アルバム『Cross Purposes』の収録曲「Evil Eye」にはエディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)が参加していますが、クレジットはされていません。トニー・アイオミ(Tony Iommi)はPlanet Rockの新しいインタビューの中で、エディが参加した経緯を振り返っています。
「当時、リハーサル用に借りていた家があった。彼(エディ)がイギリスに来たときや、俺がロサンゼルスにいるときには、いつも会っていたよ。一緒に食事に出かけたりしてね。
(ある時)彼から電話がかかってきた。俺は“明日はリハーサルなんだ。ちょっと無理だよ”と答えたら、彼は“それなら、ぜひ行きたいな”と言ったんだ。
俺はこう言った。“じゃあ、来るかい? いいよ。ホテルまで迎えに行くから、それからギターとか必要なものを買いに行こう”。で、実際、そのとおりにしたんだ」
アイオミの過去インタビュー(2024年 米Guitar World)によると、2人は地元の楽器店に立ち寄り、エディのシグネチャーモデルのギターを購入。その後、リハーサルスタジオに到着すると、エディトはすぐさま演奏に加わったという。「俺たちが制作中の新曲を演奏し始めたら、彼がソロを弾き始めたんだよ」
この演奏は、ブラック・サバスが1994年に発表したアルバム『Cross Purposes』に収録されている「Evil Eye」の一部となりました。契約上の問題からエディの名前を正式にクレジットすることはできなかったものの、彼のソロは完成版にもそのまま残されたという。
アイオミによると、その日の音源は、ほかにも残されている可能性があるという。アイオミは、2人がブラック・サバスのリフを演奏しながらジャムセッションを行った際のテープが自宅のどこかにあると明かしています。ただ、まだ見つけられていないようです。
アイオミは同じインタビューの中で、リック・ルービン(Rick Rubin)とともに制作した、ブラック・サバスの2013年アルバム『13』での気まずい経験も振り返っています。アイオミによると、ルービンは主に彼を通じてバンドとやり取りしていたため、ほかのメンバーへの指示を伝える役目はアイオミが担っていたという。
「リックは他のメンバーと直接話そうとしなかったから、自分たちがやったことを、じっくり消化する時間がなかった。彼は俺に話して、俺がそれをメンバーに伝えなきゃいけなかった。
(その間接的なやり方のせいで、ほかのメンバーが状況を把握できないこともあった)
俺たちはロサンゼルスにいて、週末の休みを終えて戻ってきたところだった。リックから急に電話がかかってきて、“月曜日に録音するために、Planet Caravanみたいな曲を作ってくれないか?”と言われたんだ。俺は“マジかよ!”と思ったよ。
(アイオミはアイデアを練り、レコーディングすることに同意。月曜日にスタジオに集まったが)
リックが“この曲を録音するぞ”と言ったら、ギーザー(バトラー)が“何の曲?”と言った。リックが“トニーが曲を作ったんだ。それを録るんだよ”と言うと、ギーザーは“俺はその曲がどんなものかすら知らないぞ!”と言ったんだよ。
結局、その曲は録音したよ。でも、本当に気まずい状況だったね」