2026年10月23日(金)、映画『うるわしの宵の月』全国公開がスタートします。原作は「デザート」(講談社)で連載中、累計820万部突破の大ヒット同名漫画(作者/やまもり三香)。

    「王子」と呼ばれる女子・滝口宵(たきぐち・よい)が、完璧なルックスを誇る高校一のイケメンで同じく「王子」と呼ばれる一つ上の先輩・市村琥珀(いちむら・こはく)と出会い、初めての恋に落ちるというストーリーで、道枝駿佑が主演、安斉星来がヒロインを務めます。

    本作の企画・プロデュースを務めたのは、TBSテレビの刀根鉄太(とね・てつひろ)。企画の経緯や撮影現場の裏側、作品の見どころのほか、自身のキャリアについて話を聞きました。

    映画『うるわしの宵の月』キービジュアル

    本作を企画した経緯を教えてください。

    刀根 まずは、完璧なルックスを誇る学校一のイケメンで「王子」と呼ばれる先輩の琥珀と、容姿端麗でスマートな振る舞いから同じく「王子」と称される女子高生の宵という、「W王子」が登場するユニークな設定に引き付けられました。

    さらに、大ヒット漫画『ひるなかの流星』を生み出したやまもり三香先生による作品のため、ストーリーの面白さと確かな安心感に大きな魅力を感じ、実写映画化へと動き始めました。

    企画・プロデュースの立場として、どのような業務を行ったのでしょうか。

    刀根 映画の企画・プロデュースの仕事を一言で説明するとしたら、「形作る」ことです。具体的には、まず原作権をいただくための交渉を行います。次にキャスティングや監督、脚本家といったスタッフィングを行い、脚本を作ります。撮影が始まったらスムーズに進行するように努め、終わったら監督と一緒に編集し、最後に宣伝活動を行います。

    この一連の業務を、本作では約4年かけて行いました。チームの全員に目を配りながら進行する点はドラマやバラエティのプロデューサーと似ている部分もありますが、映画は公開までが長く、毎週オンエアがあるようなテレビ番組と違って、週ごとに視聴者の反響を見ながら改善したり、リニューアルしたりすることができないという違いがあります。

    脚本作りで大切にしたことは?

    刀根 原作がとにかく素晴らしいので、まずは原作ファンの方をがっかりさせることは絶対にやめようと決めていました。その方針のもと、脚本家の徳永友一さんと何度も話し合い、ともに研究しながら作っていきました。原作を発行する講談社さんとも何度も打ち合わせを行い、脚本や衣装に関して非常に念入りに確認していただきました。

    原作に対して忠実かつ丁寧に作っていきましたが、月刊誌連載である本作は1話につき約30~40ページ、単行本にすると11巻(※2026年9月現在)あるので、2時間の映画にまとめるにはエピソードを単純に並べるだけではうまくいきません。

    なぜなら、漫画はコマごとのサイズ変化や、デフォルメされた表情や頭身、手書きのフォントなど、多様な表現パターンで構成されているからです。その緩急が生み出す面白さこそが漫画の真骨頂ですが、映像化する際に全てのシーンを均一な画角や比率で描いてしまうと、不思議とつまらなくなってしまいます。これは何度か漫画原作の実写化に携わってきた経験から、気付いたことです。

    そのため、小さなコマで表現された部分は省略や短縮するなどして、漫画を単純に再現するのではなく、漫画が目指した表現を再現し、原作に込められた「思い」を汲み取ることを重視しています。「繊細な心の揺らぎ」を大切に、見ている方が一緒に共感できるように作りました。

    「原作を大事にする」というのは、そのまま映像にするということではなく、「原作のエッセンスを大事にする」ということだと考えています。

    TBSテレビ刀根鉄太

    キャスティングや、スタッフィングはどのように進めましたか?

    刀根 この作品を実写化するなら、琥珀は道枝駿佑さん、宵は安斉星来さんしかいないだろうと最初から思っていました。実際に、衣装合わせをしたときは「琥珀だ」「宵ちゃんだ」とみんなで感動しましたね。オファーした際にはおふたりとも原作を愛読されていたこともあり、ご快諾いただけたようです。

    道枝さんは、初主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(2022年)でとても繊細なお芝居をされていて、いつかご一緒したいと思っていました。彼はなにわ男子の一員としてのパフォーマンスはもちろん、バラエティで見せる少し天然な一面や座長として現場を引っ張る姿勢など、表現の幅が非常に広いです。琥珀というキャラクターは宵に対して強引な一面もあり、一歩間違えると嫌な男子に見えかねない難しさがありますが、道枝さんだからこそ愛されるキャラクターになったのだと思います。彼にとっても新しい挑戦となるキャラクター像であり、その点にも面白さを感じています。

    映画『うるわしの宵の月』場面写真

    宵は、普段からショートカットのイメージがある方にお願いしたいと思っていたので、安斉さんが本当にぴったりでした。実はキャスティングの前に、安斉さんにはご挨拶するタイミングがありました。もちろんそれまでの出演作品は見ていて、ただ宵のような役はなかったので「実際に会ってどう思うか?」という顔合わせだったんですが、お会いして話してみて「100%宵になれる」と感じ、確信を持ってオファーしました。あの制服を、ハンサムにりりしく着こなせる方は、ほかにいないと思います。

    映画『うるわしの宵の月』場面写真

    宵の父、滝口誠一(たきぐち・せいいち)役はダンディーな方に演じていただきたかったので、藤木直人さんにオファーしました。道枝さんとは以前にも親子役で共演されたご縁があったこともあり、お忙しいスケジュールの中でも快く引き受けてくださったようです。

    「3人目の王子」こと大路拓人(おおじ・たくと)は、宵に片思いしており、琥珀の恋のライバルです。嫌われがちな役を演じきるための高い演技力はもちろん、総合的な人間力が求められると考えていました。水沢林太郎さんならその条件に当てはまっていますし、『マイ・セカンド・アオハル』(2023年)で道枝さんとの共演歴があり、2人の関係性がとても良いと社内で聞いていたので、オファーさせていただきました。

    映画『うるわしの宵の月』場面写真

    竹村謙太郎監督は、僕が以前ドリマックス・テレビジョン(※TBSスパークルの前身企業)へ出向していた時期にご一緒したご縁があり、いつか映画を撮ってもらいたいと考えていました。映画『交換ウソ日記』(2023年)でオファーして映画監督デビューを飾っていただいたのに続き、今回も監督をお願いしました。

    竹村監督は長年テレビドラマを経験されてきたので、シーン一つ一つの見せ方だけでなく、全体の構成力が抜群です。2時間の中でどういう流れにしたら見る人の気持ちが動くのか、俯瞰しながら作る方法が素晴らしい。それに従って役者さんやスタッフを誘導し、いろいろな人の力を引き出すのが本当に上手です。それは、たくさんの場数を踏んできた竹村監督ならでは。人柄もチャーミングで、たまに親父ギャグで和ませてくれます(笑)。

    役作りはどのように行いましたか?

    刀根 メインキャラクターは高校生なので、大人っぽく見えすぎないように竹村監督がとても力を入れてくれました。スタイリストの京美里さんが熱心に選んでくださった衣装も手助けし、原作と遜色ないキャラクターたちが生まれたように思います。

    道枝さん演じる琥珀の髪色は、やまもり先生いわくプラチナブロンドをイメージしているそうです。このイメージ通りに約5時間かけて実際に染めていただきました。光の加減によって金や銀、白にも見える美しい髪色で、「王子様感を出せる方なんだなあ」としみじみ思いました。

    映画『うるわしの宵の月』場面写真

    音楽には、どんなこだわりがありますか?

    刀根 音楽は、これまで何本か製作でご一緒したことのある兼松衆さんが担当してくれました。兼松さんなら劇的すぎず、でもしっかりと印象に残る、気持ちに寄り添うような音楽を作ってくれるだろうと期待してお願いしました。

    打ち合わせでは「月の光の音を表現できませんか?」などと無理難題を押し付けてしまいましたが、気持ちの揺らめきや心にさざ波が立つような表現を、水滴の音を取り入れるなどして繊細に表してくれました。音楽にも耳を傾けていただきたいです。

    また、冒頭に宵の紹介シーンがありますが、そこにはロック調の音楽を1曲通して流しています。「王子」と呼ばれる宵の、王子らしいところを表現するために試行錯誤したのですが、音楽を入れたことで見やすくなりました。これは竹村監督のアイデアで、素晴らしい発明でもあると思います。

    撮影で印象に残っているエピソードを教えてください。

    刀根 序盤で4日間の神戸ロケを行いました。原作にも登場する実在の水族館を使わせていただいたのですが、タイミングよく花火が上がって本当にすてきなシーンになりました。あのシーンはほぼアドリブのため、役になりきった彼らの自然な表情が垣間見えているように思います。見ていて「青春だな」と嬉しくなりました。

    映画『うるわしの宵の月』場面写真

    また、今回は原作にも登場するカレー店の「茄子おやじ」(東京・下北沢)さんが、カレー監修を含め全面協力してくださいました。撮影場所は実店舗とは異なりますが、カレーは実際に茄子おやじさんで食べられるメニューと同じものをご用意していただきました。

    学校のシーンは、各シーンに合う場所を探して4つの施設で撮影を行いました。ですが、それぞれの場所が自然につながるよう仕上げられていて、美術チームの手腕に感心しました。きっと一つの学校のように見えるはずです。

    一番好きなのは、夏祭りのシーンです。このシーンは、琥珀が宵に対する恋心に気付く重要なシーンなので、まるで時が止まったかのように見えるような表現を監督と相談して作り上げ、2日間にわたって撮影しました。原作では、宵が狐のお面をつけたまま、途中お面が透けて顔が見えるように描かれていますが、実写でどのように表現するのか試行錯誤したのでぜひ劇場で確かめてください。

    映画『うるわしの宵の月』場面写真

    最後の海辺のシーンは、奇跡的なシチュエーションで映画史に残るのではないかと自負するくらい、魅力的なシーンが撮れました。風が強くてこの日は撮影を断念しようともしましたが、道枝さんと安斉さんの集中力が高まっていたので最後まで粘ったんです。僕も現場で泣いてしまうほど、心が揺さぶられるシーンが完成し、「映画作りってすてきだな」と改めて実感した記憶があります。

    ちなみに神戸ロケや文化祭のシーンなど、撮影にはやまもり先生が何度も遊びに来てくれました。その後も作品やキャストに対して温かいコメントを都度いただいて、先生がきちんと認めてくださっているのだなと感じられ、僕だけでなく、スタッフやキャストの皆さんもとても嬉しかったと思います。

    現場での道枝さんと安斉さんの様子はいかがでしたか?

    刀根 道枝さんは、本作の撮影に入る前に映画『君が最後に遺した歌』(2025年)で純粋で奥手な青年役を演じていました。その後、全然違うキャラクターの琥珀を演じることになったので、切り替えや加減の調整に苦労されていたようでした。しかもコンサートなどグループ活動の合間を縫って参加していたので、かなりのハードスケジュールだったはず。そんな中、見事、琥珀を完璧に演じきってくださいました。

    安斉さんは、ヒロインとして映画に出演することは今回が初めてです。ヒロインはたくさんの感情表現や振り幅が求められます。そこで監督とワークショップを行ったり、過去の恋愛作品をたくさん見たりと熱心に勉強されていました。もともと芝居のセンスがある方で、撮影中にどんどん表現の幅を広げていく姿は頼もしかったです。モノローグ(※登場人物の独白、心の声)は、事前に収録して撮影中に現場で流していましたが、改めて撮影終了後に収録し直したところ、格段に良くなっていました。シーンをなるべく順番通りに撮影したので、そういう意味では、この映画は安斉さんの成長物語でもあると思います。

    映画を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

    刀根 まずは、道枝さん演じる琥珀と安斉さん演じる宵の、実にうるわしい姿が撮れているので、見て後悔はさせません。この2人だからこそ成り立った作品だと、心から思います。2人の表情をアップで撮影したシーンが多くて本当に美しいので、ぜひ映画館の大きなスクリーンでご覧になってください。

    ストーリーは、お子さんから大人までしっかり楽しんでいただける内容になっています。意外と男性にも共感できる部分があるはずです。「自分が見る映画ではない」と思わずに見ていただきたいです。

    エンドロールでは、原作のオマージュカットをたくさん入れて、とてもかっこいい道枝さん、安斉さんの姿が見られます。ぜひ最後までお見逃しなく!

    映画『うるわしの宵の月』場面写真

    ところで、刀根さんはどんな経緯でTBSテレビに入社したのでしょうか。

    刀根 もともと映画を作る仕事がしたくて、就職活動では映画会社に「助監督でも何でもいいのでやらせてください」と電話で直談判したんです。しかし、当時の日本の映画会社は配給や宣伝の事業がメインで、自社で映画の製作を行っているケースはほとんどないことがわかりました。そこで、映画を作るならどこだろうと考えたときに、当時ドラマ『高校教師』(1993年)を映画化したTBSのことを思い出し、映画を作るならテレビ局がいいだろうと考え、入社を決めました。

    入社後はどんなキャリアを歩んでこられましたか?

    刀根 1年目はバラエティ制作部に配属され、和田アキ子さん、古舘伊知郎さんが司会を務める『クイズ悪魔のささやき』(1994年~1996年)などの制作に携わりました。翌年から3年半ほどはドラマ制作部を経験し、またバラエティ制作部に戻ってからはみのもんたさん、V6さんらが出演する『学校へ行こう!』(1997年~2005年)に約4年携わることになりました。

    いろいろなコーナーを担当しましたが、特に印象に残っているのは学校の屋上で学生が思いを叫ぶ「未成年の主張」です。無理して笑いが起きなくてもいいと、告白のシーンをカットバック(※2つ以上の異なる人物、場面を交互に映すこと)で丁寧に編集したところ、当時総合演出を努めていた先輩がとても褒めてくれました。これは、ドラマADの経験があったからこそ作れたのだと思います。

    告白に向けてどういう気持ちを作るか、どう撮るときれいに映るのか考えたり、時には学生さんに告白のセリフをアドバイスしたりして、学生さんの主張をアシストしました。それで成立した恋もあれば、振られてしまった回もあり、本人以上に僕が泣いてしまったことも(笑)。ですが、自分で泣いてしまうほど感動できるものが完成したときは、とても大きなやりがいを感じました。

    2003年にはドリマックス・テレビジョンへ出向し、ドラマ制作に携わりました。映画部にはずっと異動希望を出してはいましたが、『爆報!THE フライデー』(2011年~2021年)を担当するようになり、ありがたいことにヒット番組になったことで、バラエティ制作部に留まっていました。この番組も人間模様を紹介していて、再現VTR作りはある種のストーリー制作ではあったので、映画製作に近いことをずっとしてきたのだなと思います。その後、2016年に念願の映画事業部に異動となって現在に至ります。

    TBSテレビ刀根鉄太

    特に転機になった作品は何ですか?

    刀根 まずは、映画『スマホを落としただけなのに』(2018年)です。これは、初めて自分で企画を立ち上げた作品で、先輩たちにサポートしていただきながら製作しました。なかなか映像化しづらい物語だったと思いますが、どう描けば成立するのか試行錯誤し、結果的に興行収入約20億円の大ヒットになりました。映画製作とは自分の力だけでなく、中田秀夫監督をはじめさまざまなスタッフの知恵を寄せ合って完成するものだと学び、自分の映画人生のスタートとなった作品です。

    映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(2019年)も、大きな転機となりました。これは原作を読んで、絶対に面白い映画になると思い、みんなで丁寧に作り上げた作品です。

    実はもともとスティーブン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ』シリーズ(1981年に第1作公開)や黒澤明監督の『用心棒』(1961年)などが大好きだったので、学生の恋愛作品に苦手意識を持っていました。高校生の恋愛がテーマのこの作品で、興行収入22億円を超える大ヒットを生み出せたことで、「自分は意外と恋愛映画が得意かも」と思えるようになり、気が付いたら恋愛がテーマの作品を多く手掛けてきたように思います。

    映画製作の魅力を教えてください。

    刀根 僕は、映画に人生を救われたなと思うことがたくさんあります。特に黒澤明監督の『生きる』(1952年)、マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』(1976年)、北野武監督の『ソナチネ』(1993年)には深く感銘を受けました。

    落ち込んだときに映画を見て元気になったり、生きる勇気や希望をもらえたり、そんな経験を次の世代に託して恩返しできることが映画製作の魅力だと思います。先人たちが作ってきたもので救われた自分がいて、そのたすきを渡していける場所にいる仕事なのかなと思うと、辛いことがあってもやめられないですね。

    最後に、刀根さんのような映画プロデューサーを志す就活生に向けて、メッセージをお願いします。

    刀根 映画製作に興味がある方は、映画の製作会社や配給会社に目がいきがちかもしれませんが、テレビ局は意外と映画に近いポジションにいると感じています。実際に、僕が所属する映画事業部では日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年)や『ラストマンー全盲の捜査官ー』(2023年)などの映画を手掛けています。テレビドラマという優れたコンテンツから映画化できるのはテレビ局だからこそできることです。また、TBSではバラエティやドラマ、情報番組などいろいろなジャンルの制作経験を積めるので、映画製作にも生かすことができます。

    そして、TBSには優秀な人材が揃っています。クリエイターはもちろん、法務や宣伝など、全てのスペシャリストがいる環境で映画製作ができるのは大きな魅力です。映画を作りたいなら、ぜひTBSをご検討ください。

    何をしても自分の糧になるので、学生のうちはとにかく生活を楽しんでほしいです。僕は映画を見ては解説本を読んで「どうして面白くなったんだろう」と研究して、常に映画のことを考えて暮らしていましたが、ほかにも読書をしたりテレビを見たり旅行したり、いろいろなことをしました。その全てが映画製作に生きてくるはずです。

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    刀根鉄太(とね・てつひろ)
    1995年TBSテレビ入社。バラエティやドラマ制作を経て、2016年よりアニメ映画ビジネス局映画事業部に所属。主なプロデュース作は、『スマホを落としただけなのに』(2018年)、『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(2019年)、『三島由紀夫VS東大全共闘~50年目の真実~』(2020年)、『ラーゲリより愛を込めて』(2022年)、『交換ウソ日記』(2023年)など多数。

    『うるわしの宵の月』©2026 映画『うるわしの宵の月』製作委員会 ©やまもり三香/講談社

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