【ブラッサム】木村保(金子大地)のモデル藤村忠の生涯【宇野千代の2人目の夫】

    今回はNHKの朝ドラ「ブラッサム」で、金子大地さんが演じる木村保(きむら・たもつ)の実在のモデルを紹介します。

    木村保のモデルは、宇野千代の2番目の夫となる藤村忠です。

    宇野千代との出会い

    藤村忠は明治29年(1896年10月16日に、山口県岩国市柱野で、藤村武吉の次男として生まれました。母親は土井カツです。

    藤村忠の母親カツと、宇野千代の実母トモが姉妹なので、宇野千代と藤村忠はいとこという関係になり、年齢は宇野千代の方が1歳年下になります。

    藤村忠には2歳年上の兄・亮一が居り、忠が15歳の時に、宇野千代が兄の亮一と結婚し、藤村家に嫁いできました。

    このとき、宇野千代が14歳で、兄の亮一が17歳でした。

    この縁談は両家の親同士が決めた縁談で、兄の亮一は色黒の宇野千代がタイプではなく、初夜も千代に手を付けず、夜な夜な家を抜け出して女の家に遊びに行っていました。

    それからまもなく、宇野千代は夫の亮一が自分の事を嫌いだと知ってショックを受け、10日ほどで離婚して実家へと戻りました。

    これが藤村忠と宇野千代との出会いなのですが、藤村忠は無口だったので、千代が藤村家に嫁いでいた10日ほどの間に会話はありませんでした。

    宇野千代は1人目の夫・亮一と離婚した後、高等女学校を出て小学校の代用教員になるのですが、同僚教師・玉田との恋愛がバレてクビになり、朝鮮の京城、現在のソウルへと渡り、仕事をしながら玉田と文通を続けていました。

    しかし、半年ほどすると、玉田から絶縁状が来たので、宇野千代は慌てて帰国して玉田に会いに行くのですが、クビになる事を恐れた玉田から拒絶されて完全に破局します。

    その後、宇野千代は実家に戻って暮らしていると、偶然、伯母の藤村カツと出会います。

    5年ぶりの再会でした。

    このとき、カツは次男の藤村忠を連れており、宇野千代は藤村忠とも5年ぶりに再会します。

    藤村忠は寡黙だったので、千代と忠の間に会話は無かったのですが、あの忠が京都の第三高等学校に通うエリートになっていたので、千代は驚きました。

    すると、伯母のカツは「次男の忠は京都の下宿で一人暮らしをしているのだが、男の一人暮らしは心配だ。男が1人で下宿するよりも誰か行って一緒に暮らす方が安上がりになるのに」と言いました。

    伯母のカツは宇野千代のことを気に入っていたのか、宇野千代に京都へ行って忠と暮らさないかと誘ったのです。

    藤村忠は化粧をした宇野千代を初めて見て一目惚れしたようで、夏休みが終わって京都に帰ると千代に手紙を送りました。

    すると、宇野千代も返事を書いて藤村忠と文通するようになり、千代もまた忠に恋をするのでした。

    その年の12月、冬休みで帰省する藤村忠が「よかったら広島駅まで来てくれませんか」という手紙を送ると、宇野千代は広島まで忠を迎えに行き、その日は2人で一緒に広島の宿に泊まりました。

    その後、冬休みの間に交流は深まって2人は両家の公認となり、冬休みが終わると、2人は京都で同棲を開始します。

    これが事実上の結婚になるのですが、宇野千代は1度目の結婚に失敗したことで、自分は色黒で醜い女だと知ったため、結婚について複雑な感情をもっており、これは結婚ではないという思いから、藤森忠を「あにさんと呼ぶようになりました。

    無口だった藤森忠は、近所の人から兄弟に間違えられても、何も否定しなかったので、2人は兄弟と勘違いされたまま過ごしました。

    画像引用:NHKの朝ドラ「ブラッサム」

    ■ブラッサムのモデル
    葉野珠(石橋静河)・・・宇野千代
    木村保(金子大地)・・・藤村忠
    木村照子(山田真歩)・・・藤村カツ
    西尾一路(染谷将太)・・・尾崎士郎
    黒崎大三郎(編集長)・・・滝田樗陰
    首都公論・・・中央公論

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