俳優の綾野剛が16日、都内で行われた映画『mentor』初日舞台あいさつに、磯村勇斗、末澤誠也(Aぇ! group)、吉田恵輔監督と共に登壇。自身の怪演を独特の表現で称賛される場面があった。
元坂道メンバーの熱烈なクルマ愛「最初の一台は国産車」…現在の愛車を告白(JAF Mate Onlineへ)
本作は、映画『空白』や『四月の余白』などを手掛けた吉田監督によるオリジナルストーリー。15年前にアパートの火事を引き起こしてしまった拓海(末澤)と、その火事で妻子をなくしてしまった埜本(綾野)、さらに拓海と共に火事を起こしたものの、その後アーチェリーの選手として日本代表候補になる龍之介(磯村)という3人のいびつな関係を描く。
鬼才・吉田監督が描く世界。綾野は「どう見ても偏った作品。この偏りの世界に入る勇気を持ってくださったこと、大変うれしいです」と初日に劇場に足を運んでくれた観客に感謝を述べると、吉田監督は「僕は空いている時間、すべてエゴサしています。いままでの時間のものはすべて網羅しています。この会場にお越しの皆さんの感想も網羅します」と目を輝かせて笑いを誘った。
「軒並み手応えはあります」と好感触を得ているという吉田監督。なかでも綾野演じる埜本の不気味さは作品にかなりのパンチを与えている。吉田監督は「僕が脚本を書いたとき、ある種のステレオタイプなキャラクターになってしまったものを、綾野さんでしかできないキャラクターにしてくれました。自分が書いたものが飛び出していく感覚を一番前の席で見ている感じで、すごく楽しかった」と絶賛した。
この日は俳優陣からの感想も。吉田監督とは『ミッシング』で作品を共にした石原さとみから「埜本さーん! と見終わったあと叫び出したくなりました」というコメントが寄せられていることが紹介されると、綾野は「さとみちゃんとはドラマも一緒にやりましたし、すぐ連絡いただいて、感想を直接聞かせていただきましたね。本当に律儀で誠実な方です」と照れた。
吉田監督は「2人は似ているよね」とつぶやき、「どちらもフルスイング型の、もうブンブンブンって振り回してくる役者のワン・ツーだから」と評した。すると、綾野は「『ミッシング』はさとみ100%でしたね」と語ると、吉田監督は「俺はこの作品、裏で『綾野100%』って呼んでいたけどね」と綾野のフルスイングを称賛していた。
