テレビ東京系列の「韓流プレミア枠」で10月1日からスタートしたドラマ『チュノ~推奴~』(2010年)。チャン・ヒョク演じるテギルとともに、逃亡した奴婢を追う推奴師ワンソンを演じたのがキム・ジソクだ。

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    ワンソンは、テギルやチェ将軍と行動をともにする仲間の一人。女好きで調子のいい性格ながら、仲間への情も深く、緊迫した物語に明るさを添える存在だった。

    (写真=2010 KBS All rights reserved)

    そんなワンソンを演じたキム・ジソクは、『チュノ』から16年が過ぎた今、どうしているのか。

    『チュノ』から主演俳優へ

    もともと2001年に男性グループ「リオ」のメンバーとしてデビューしたキム・ジソク。その後、俳優へ転身し、ドラマや映画で経験を積んできた。

    『チュノ』以降は、『ロマンスが必要2012』(2012年)、『エンジェルアイズ』(2014年)、『優しくない女たち』(2015年)などに出演。端正なルックスと親しみやすい雰囲気を生かし、ロマンス作品でも存在感を高めていった。

    転機となったのが『逆賊-民の英雄ホン・ギルトン-』(2017年)だ。

    同作では朝鮮王朝の暴君・燕山君(ヨンサングン)を熱演。『チュノ』の陽気なワンソンとは対照的な人物を演じ、2017年MBC演技大賞では最優秀演技賞を受賞した。

    さらに『20世紀少年少女』(2017年)では主演を務め、ラブロマンスから時代劇まで幅広くこなせる俳優としてキャリアを重ねていった。

    『椿の花咲く頃』で再び注目

    近年の代表作として外せないのが、コン・ヒョジンとカン・ハヌルが主演した『椿の花咲く頃』(2019年)だ。

    キム・ジソクは、主人公ドンベクの元恋人でプロ野球選手のカン・ジョンニョル役を担当。未練や後悔を抱える男性を演じ、複雑な感情を表現した。

    その後も『私たち、家族です』(2020年)、『新兵2』(2023年)などに出演。作品ごとに異なる役柄を演じながら、40代の俳優として着実に歩みを進めてきた。

    2026年6月には、Netflix映画『チーム・ハズバンド』で久々の映画出演を果たした。

    犯罪組織のボス、マ・ドジュン役を演じ、これまでの親しみやすいイメージとは異なる悪役に挑戦。役作りのために体重を約5kg増やし、派手な衣装やアクセサリーを取り入れるなど、外見からも変化を見せた。

    12歳年下の女優との公開交際も話題に

    私生活でも注目を集めている。

    2024年8月には、12歳年下の女優イ・ジュミョンとの交際を公表。双方の所属事務所が交際を認め、韓国芸能界の人気カップルとして話題になった。

    2026年6月の映画公開に合わせたインタビューでも、キム・ジソクは恋人について言及。出演作を見たイ・ジュミョンが率直な感想を伝えてくれることや、食事をごちそうして応援してくれたことを明かした。

    (写真提供=OSEN)

    『チュノ~推奴~』(2010年)で、テギルの仲間として軽妙なやり取りを見せていたワンソン。あれから16年。キム・ジソクは時代劇、ロマンス、ヒューマンドラマを経て、近年は悪役にも挑戦している。

    俳優として新たな顔を見せる一方、私生活では公開交際を続けるなど、公私ともに充実した日々を送っているようだ。かつての陽気な推奴師は今、幅広い役柄を担うベテラン俳優へと成長している。

    文=森下 薫

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