
STUDY HACKERは、10年にわたって本の著者にインタビューを続けてきました。話をうかがった相手には、脳科学者やケンブリッジ大学の教授がいます。また、戦略コンサルタントやコピーライターにも話を聞いてきました。
ただ、記事は公開した順に並ぶため「なるほど」と膝を打った話も、「これはぜひ広く知られて欲しい」と思う本も、時間がたつと見つけにくくなってしまいます。
そこで今回、これまでの記事で紹介してきた本を、テーマ別の本棚にまとめました。2026年10月に公開した「STUDY HACKER bookshelf」を紹介します。
著者本人の話から、本を知る
STUDY HACKER bookshelf には、インタビュー記事で紹介した本を並べています。どの本についても、著者に直接話をうかがっています。
本が生まれた背景を知ってから読むと、同じ本でも受け取り方が変わります。インタビューでは、本を書いたきっかけや、著者自身の経験をうかがうこともあります。
佐々木圭一さん『伝え方が9割』
2016年には、佐々木圭一さんに話をうかがいました。佐々木さんは『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)の著者です。
佐々木さんは、新卒でコピーライターになりました。ところが、企画を出してもなかなか通らない日々が長く続いたそうです。感性を磨こうと、映画を観たり美術館に通ったり、本を読んだりもしました。それでも状況は変わらなかったといいます。
5年ほどたったころ、佐々木さんは人の「承認欲求」に気づきました。上司であっても、人から認められればうれしいものです。そこで、伝え方を変えてみました。たとえば企画書を見せるとき、冒頭に「○○さんに教えてもらったことを参考に、この企画書をつくってみました」と一言添えます。
すると提案が通りやすくなり、話を聞いてくれる人も大きく増えたそうです。提案の中身は、ほとんど変わっていなかったといいます。
菅原洋平さん『多忙感』
菅原洋平さんには『多忙感』(サンマーク出版)について話をうかがいました。菅原さんは作業療法士として、クリニックで多くのビジネスパーソンを診てきました。「忙しくて仕方がない」と話す人には、1日の仕事を書き出してもらうそうです。
すると、作業そのものはそれほど多くないケースが珍しくないといいます。多くの時間が、メールやチャットの確認や、進捗のやりとりに使われていました。
菅原さんによると、いまの脳科学では、脳は「予測する臓器」だと考えられています。脳は先まわりして準備をしながら、効率よく働こうとするのです。ところが、メールやチャットの通知は、予測していないところに割り込んできます。そのたびに準備が崩れ、仕事の量以上に「忙しい」と感じるようになるといいます。
こうした経験から、菅原さんは「多忙」と「多忙感」を分けて考えるようになりました。対策として、朝の最初の5分を自分の仕事に使うようすすめています。メールやチャットを確認するのは、そのあとにします。
関心に近いテーマの棚から探せます
本は、6つのテーマに分けて並べています。いま関心のあることに近いテーマから、本を探してみてください。
6 THEMES

01考える
考えを整理し、迷わずに判断するための方法。物事を見る視点を増やすヒントがあります。

02伝える・つながる
話し方、書き方、人との関わり方。職場やチームで、相手に届く伝え方を学べます。

03学ぶ
勉強の進め方から、記憶、読書、ノートの使い方まで。大人になっても学び続けるための方法です。

04働き方・キャリア
仕事への向き合い方と、キャリアの選び方。これからの働き方を考える手がかりになります。

05時間と仕事の段取り
限られた時間で成果を出すための、仕事の進め方。タスクとスケジュールの整え方がわかります。

06心と習慣
気持ちの整え方と、よい習慣のつくり方。行動を続けるための考え方に出会えます。
同じテーマの棚には、出版社も著者の専門も違う本が並んでいます。たとえば「考える」の棚には、次のような本があります。
栗山直子さん『世界は認知バイアスが動かしている』(SBクリエイティブ)
小川仁志さん『悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方』(アスコム)
馬田隆明さん『解像度を上げる』(英治出版)
目当ての本の近くで、知らなかった一冊に出会えるかもしれません。

何年も前に出た本も、著者の話と一緒に残っています
書店の棚は、新しく出た本が中心です。そのため、数年前に出た本は、内容がよくても目にとまりにくくなります。
この本棚では、そうした本も著者の話と一緒に並んでいます。テーマごとのページは、インタビューの新しい順に本を並べています。下のほうへ進むと、何年も前に紹介した本が出てきます。
たとえば「考える」の棚には、2018年に紹介した山口真由さんの本があります。山口さんに聞いたのは、同じ本を7回くり返して読む「7回読み」勉強法です。このインタビュー記事も、いまも読むことができます。なお、記事の内容や人物の肩書は、公開当時のものです。
著者インタビューは、これからも続けていきます。新しいインタビューを公開するたびに、その本を本棚に加えます。
新しく加わった本は、入口のページで確かめられます。「最近のインタビューで紹介した本」の欄に、たとえば次のような本が並んでいます。
越川慎司さん『世界の一流は「平日」の夜に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)
飯田史也さん『あなたの一生を支える 世界最高峰の学び』(日経BP)
鈴木義幸さん『「承認(アクノレッジ)」が人を動かす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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次に読む本を探すときは、この本棚を開いてみてください。本を手に取る前に、まず著者の話を読んでみるのもおすすめです。
STUDY HACKER bookshelf はこちら▼

よくある質問(FAQ)
Q. STUDY HACKER bookshelf には、どんな本が載っていますか?
STUDY HACKERの著者インタビューで紹介した本です。6つのテーマに分けて並べています。
Q. 本は、どのような基準で選んでいるのですか?
STUDY HACKERが著者に話をうかがい、インタビュー記事で紹介した本を載せています。公開した時期にかかわらず、本を紹介したインタビューは基本的にすべて対象です。
Q. 新しい本は追加されますか?
新しい著者インタビューを公開するたびに、その本を加えていきます。追加された本は、入口のページで確かめられます。
【プロフィール】
岡 健作(おか・けんさく)
株式会社新恵社 代表取締役。
1977年生まれ、福岡県出身。同志社大学文学部英文学科卒業。大手学習塾の講師・教室長を経て、2010年に京都で株式会社恵学社(現・株式会社イングリッシュカンパニー)を創業。2014年に学習メディア「STUDY HACKER」を立ち上げ、編集長を通算10年以上務める。2015年に英語パーソナルジム「ENGLISH COMPANY」を立ち上げ、英語学習コーチング「STRAIL」とあわせて全国21拠点になった。2026年に株式会社新恵社を設立。
X→@oka_kgs / Instagram→@oka_ken2010 / プロフィールを見る
