10月7日(水)にスタートした水ドラ25「私があなたといる理由2~グアムを訪れた8人の男女の10日間~」(毎週水曜深夜1時)。
    第2弾となる本作では、マッチングアプリのキャンペーンに当選した30~50代の「結婚」に⾒放された男⼥8⼈が、グアムで10日間の旅を展開。「その人のすべてを許すことができるのか」をテーマに、男女の恋愛と揺れる心の機微を丁寧に描く。

    北山
    「テレ東プラス」は、主演の北山宏光にインタビュー。これまで数々の難役を演じてきた北山が、本作で感じた手応えやグアムでの撮影エピソード、役づくりについて明かしてくれた。

    【動画】グアムの絶景も!「私があなたといる理由2」最新回

    今回も“一筋縄ではいかないだろう”と思いました(笑)

    ――オファーを受けたときの感想からお聞かせください。

    「松本拓プロデューサーとは『ミリオンジョー』『ただ離婚してないだけ』『君が獣になる前に』でタッグを組み、難しい役どころをたくさんやらせていただきました。なので、グアムが舞台のドラマと聞いたときも、“一筋縄ではいかないだろう”と思いました(笑)。恋愛リアリティーショーをドラマにしたような内容で、個人的に恋愛ものは久々になります」

    ――北山さん演じる夏目晴真は、モテる男性でありながら結婚できない秘密を抱える美容整形外科医。演じる上で大切にしたことをお聞かせください。

    「夏目はトラウマを抱えているので、“実際、人はそういう部分をどこまで出すのか…”というあたりが難しかったですね。脚本を読むだけでは分からなかった心の動きも、実際にグアムで夕陽を見ると、“こんな景色の中に2人きりでいたら、そうなるか”と思うこともあって。素晴らしいロケーションでお芝居することによって、理解できた部分もありました」

    ――グアムの魅力をどんなところに感じましたか?

    「毎日夕陽の“顔”が違うんですよね。その時に雲があるかないかで水面に落ちていく夕陽の形や色が違ってくる。美しい景色を見るのが楽しみでしたし、飛行機であっという間に着くので、リラックスしに行くにはとてもいい場所だと思います」

    ――夏目のように初対面の人たちとグアムで10日間過ごすとしたら…北山さんは、どのようなスタンスで過ごしますか?

    「俺はしゃべらないだろうな~。8日間ぐらい様子見するんじゃないかな。旅の趣旨としてはガツガツいくべきなんでしょうけど、そういう人って、ちょっとイタいというか怖くないですか?(笑)なので静観すると思います」

    ――「その人のすべてを許すことができるのか?」というテーマも。許すことについて、北山さんの価値観は?

    「思い返すと『ただ離婚してないだけ』も、“人を許せるか”というテーマだったんですよ。僕自身は基本的に許す方だと思いますけど、もう無理となったら、排除することはありませんが、自分から離れてしまうかもしれません」

    ――このドラマは、登場人物がそれぞれ人生の転機を迎える話でもあります。北山さんが人生の転機を迎えた時に励まされた、または糧になった言葉はありますか。

    「何年か前にインドに行った時、ガンジス川沿いで出会った人に声をかけられて、おでこに赤い印をつけられたんですよ。『お前、この川が汚く見えるか?』と聞かれて『はい』と答えたら、その人は『俺には黄金の川に見える』と。『自分はここで生まれてここで死んでいく。ここにはここの文化と伝統と生き方がある。だから俺はこの川が黄金に見える。自分の主観だけで誰かのことを見てはいけない』と言われました。そうなんだ…と真面目に聞いていたら『教えてやったんだから、金をよこせ』と(笑)」

    ――(笑)。「世の中には多様な価値観がある…」そういう学びを得たということでしょうか。

    「物事にはいろんな側面があるという考え方ですよね。だから、誰かにとっての正義は、他の人にとって悪かもしれない。今回のドラマもそうですけど、お互いに許し合わないと平和はないということなのかな」

    北山

    “なぜそこまで追い込まれてしまったのか…”背景を深く考えます

    ――さまざまな難役に挑戦し、新境地を開拓していますが、難しい役が来ることについてはどう受け止めていますか?

    「やりたくてもなかなか巡り合えない役、他の役者さんが『そういう役をやってみたい』と思うような役をいただいているんですよね。大変ありがたいことですし、『来たか~』と思いつつも役に徹して、“また北山にこういう役をやらせたい”と感じてもらえるようなパフォーマンスをしようと」

    ――複雑な役を演じる上で心がけていることは?

    「基本的には、演じる役を全肯定して脚本を読みます。自分自身とは全く違う人格で、共感する部分がない。血を吐いて死ぬ、誰かを殺してしまうなど、そういう役を演じる時は、“なぜそこまで追い込まれてしまったのか”という背景を深く考えるようにしています。頭の中で役の履歴書をある程度作っているかもしれません。

    あとは脚本を読む時、なぜこの言葉を言ったのか、セリフに“…”があったらどういう意味か、なぜこの言葉を2回繰り返したのか、どうしてここだけ敬語になっているのかなど、いろいろ考えます。そこから人物像や脚本家が意図しているものを汲み取って細かいところを作っていくので、時間はかかりますね」

    北山▲大野愛役の石川恋と

    8人がどのような選択をするのか…注目してほしい

    ――今年の3月にはテレ東で「北山宏光のゴルフPARっといこうぜ!」も放送されました。

    「お話をいただいた時はビックリしましたよ。ちょっと言い方が難しいんですけど、あれははめられたと思っています(笑)。
    実はオファーをいただいた時、『僕、そんな上手くないです』と正直に伝えたんですよ。でも、『教えてもらいながらやればいいから…』と言われたので、それなら俺でもいいかなと思ってお引き受けしたんですけど、フタを開けてみたら、三浦翔平チームと対決するという形で。『待ってくれ! 俺そんなに上手くないし、聞いてた話と違うぞ!』と思いましたが、ロケはものすごく楽しかったです(笑)」

    ――今回のドラマでも、グアムでゴルフをするシーンがあるそうですね。

    「快晴の中、ナイスショットを打つシーンでしたが、たしか一発でうまくいったような気がします(笑)。やっぱり、スポーツはいいですよね。一緒にゴルフをするとすぐに仲良くなって、その後もよく話すようになりますから」

    ――最後に、ドラマの見どころをお願いします。

    「恋愛リアリティーショーのような要素があって、登場人物たちの心を動かすグアムの絶景が登場します。それぞれの事情を抱える8人は、許されたいし許したいという葛藤を抱えていて、キャスト陣のお芝居も見どころです。8人がどのような選択をするのか…注目してください」

    (取材・文/伊沢晶子)

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