東京都江戸東京博物館にてNHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」が開幕

    鷹橋 忍

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    2026.10.3(土)

    NHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」展示風景。左から《豊臣秀吉像》桃山〜江戸時代 17世紀 京都・禅林寺蔵 《豊臣秀長像》17世紀 京都・禅林寺蔵 ともに展示期間:9/15〜10/12

    東京都江戸東京博物館では、2026年9月15日(火)~11月8日(日)まで、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に関連する特別展が開催されている。東京都江戸東京博物館においては、2017年に放送された『おんな城主 直虎』以来となる、大河ドラマ関連の展示会となる。

    転機となった合戦を描いた屏風

    NHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」展示風景。《賤ヶ岳合戦図屏風》江戸時代 長野・佐久市教育委員会蔵

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     秀吉・秀長兄弟の大きな転機となったといわれるのが、山口馬木也が演じた柴田勝家と対戦した、賤ヶ岳の戦いである。

     天正10年(1582)6月2日に勃発した本能寺の変で、信長と、信長から家督を譲られた、小関裕太が演じた織田信忠が討たれると、秀吉は同年6月13日の山崎の戦いにおいて、結木滉星が演じた織田信孝(信長の三男)を総大将に掲げ、明智光秀を討つことに成功した。

     秀吉は同年6月27日に行なわれた、信長亡き後の織田家の政権運営と所領配分を決める「清須会議」で、権勢拡大のきっかけを獲得する。

     天正11年(1583)閏正月、織田家の政権運営は、織田信忠の嫡男・三法師(信長の嫡孫)の名代の当主・織田信雄と、重臣の秀吉、池田鉄洋が演じた丹羽長秀、堀井新太が演じる池田恒興らによって進められることとなった。

     しかし、信長時代からの宿老にもかかわらず、政権運営から外された柴田勝家と猪塚健太が演じる滝川一益はこれに反発し、武力衝突は避けられない状況を迎える。

     同年2月、秀吉・秀長兄弟は、滝川一益のいる伊勢へ出陣。一益の居城・長島城(三重県桑名市)を放火し、他の城も攻撃した。

     同年4月、秀吉方の軍勢は、賤ヶ岳(滋賀県長浜市)の戦いで、柴田勝家の軍勢を撃破する。

     さらに、秀吉の軍勢は柴田軍を追撃し、勝家の居城・北ノ庄城(福井市)を攻め、勝家を自刃に追い込んだ。

     同年6月には滝川一益も降伏し、秀吉は反対勢力の平定を成し遂げる。

     これにより、宿老の秀吉が独自で天下人織田家の当主・織田信雄を補佐し、政権運営を進めていくことになった。

     特別展で公開されている《賤ヶ岳合戦図屏風》は、六曲一双(6枚に折りたためる屏風が2組。左右で対になっている)で、左隻に描かれているのは、天正11年4月20日に、柴田勢が大岩山砦と岩崎山砦を攻撃する場面である。

     第四扇(右から数えて4番目の画面)の上部には、田上山砦に置かれた秀長の陣も見られる。

     右隻には翌日の4月21日に、秀吉の軍勢が柴田勢を攻撃する場面が描かれている。

     第三扇には秀吉の軍勢で有名を馳せた「賤ヶ岳七本槍(加藤清正・福島正則・加藤嘉明・平野長泰・脇坂安治・片桐且元・糟屋武則)」が、第五扉には虎皮の陣羽織を纏い、日の丸の扇を持った秀吉の姿が確認できる。

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