
芸能山城組公演「幻響」其之参《鳴神》
大友克洋監督映画『AKIRA』の音楽で世界に知られる芸能山城組。『交響組曲AKIRA』の代表作「鉄雄」も演奏する『芸能山城組公演「幻響」其之参《鳴神》』が11月22日(日)に東京・なかのZERO大ホールにて開催されます。
以下インフォメーションより
映画『AKIRA』の音楽で世界に知られる芸能山城組が長年追究してきたのが、人びとの脳機能を夢幻の世界に飛翔させる力をもつライト・トランス(意識を喪失しないトランス)誘発性の音世界です。本公演は、こうした表現の頂点に挑んだライブ・パフォーマンスで大反響を巻き起こした「幻響」シリーズの第三弾です。
第一部では、耳には聴こえない超高周波成分が陶酔をもたらすバリ島の青銅の打楽器アンサンブル〈ガムラン〉の名曲の演奏。そして、山城祥二作曲『交響組曲AKIRA』の代表作[鉄雄]が、ガムランと人間の声、電子音、日本の平太鼓などが融合した異次元の響きをお届けします。
第二部は、「幻響」シリーズの集大成「幻響《鳴神》」です。1978年の初演以来、あらゆる劇場を震撼させてきた「群芸《鳴神》」を練り上げて8年ぶりに上演します。
歌舞伎十八番『鳴神』の物語をベースに、日本の伝統的な歌や踊り、和太鼓、バリ島のケチャ、ロックや電子音楽が渾然として生み出す圧倒的な表現力。とりわけ主役を固定せず誰もがもつ力で自らを演出する〈群れの芸〉で、商業演劇界に衝撃を与え、スーパー歌舞伎などを誘発させた、驚異の〈劇場スペクタクル〉です。雷鳴とどろくなかに巨大な黒龍が出現する〈黒龍昇天の場〉では、その姿と動きは古今東西にたぐいなく、過去に例のない超常性照明・音響とあいまって観客の脳機能は極限まで揺さぶられます。
「幻響《鳴神》」では、さらに高め、深めて、美と快の坩堝〈ライト・トランス〉に誘います。
【公演概要】
■名称:芸能山城組公演「幻響」其之参《鳴神》
■日時:2026年11月22日(日) 開演16:30 開場16:00
■会場:なかのZERO大ホール(JR・東京メトロ東西線「中野駅」南口から徒歩8分)
■チケット(全席指定):HS席8,000円/S席6,000円/A席4,000円
■チケット取り扱い:イープラスeplus.jpで好評発売中
【プログラム詳細】
第一部 幻響の源流
芸能山城組が追究する〈ライト・トランス〉性の音表現「幻響」。その源流は、私たちが1980年代から取り組んできたバリ島の青銅の打楽器アンサンブル〈ガムラン〉にあります。複雑なオーケストレーションを指揮者なしの「以心伝心」「阿吽の呼吸」、すなわち〔オフライン同期〕で演奏する共同体芸能の至宝です。
このガムランが生み出す極上の〈ハイパーソニック・サウンド〉を、バリ島で生まれた現代の名曲でご堪能いただきます。そして、ガムランと人間の声、電子音、日本の平太鼓など、異質な素材を巧みに調和させてシンフォニックに構築した山城祥二作曲「交響組曲AKIRA」の[鉄雄]が、秀でたアコースティックのコンサートホールでなければ不可能な「幻響」の音世界を描き出します。
演奏曲:[Ujan Mas] [Yama Sari] 「交響組曲AKIRA」から[鉄雄]
第二部 幻響《鳴神》
この舞台の見どころは、大勢の躰が巨大な龍と化して天に駆け昇る〈黒龍昇天の場〉に象徴されるように、芸能山城組が生み出した〈群れの芸〉の表現です。人間の遺伝子に具わる表現力を引き出し、群れとしてシステム化することで極限まで増幅し、プロを凌駕する演出効果を生む〈生命科学的合理性に基づく表現戦略〉、それによる「演技」を超えた「本気」の表現は観る者を圧倒します。
また、人間の声の変幻自在な表現を活かし、日本の声明、大薩摩節、清元などの伝統唱法を大規模な合唱へと強化拡大。大団円の祭りの場面では、みちのくを代表する岩手県の鹿踊(ししおどり)と中野七頭舞(ななずまい)、愛媛県宮脇の獅子といった勇壮華麗な芸能が彩った後に、ロックバンドの強烈なビートにのって、雨が降り歓喜に湧く村人たちが舞台と客席を一体化した祝祭空間を繰りひろげ、観客を全方位から包み込み最高潮の〈ライト・トランス〉へと導きます。
公式サイト:https://www.yamashirogumi.jp/