
石巻 まちの本棚とは
まちの本棚の誕生
2011年の東日本大震災により、石巻の中心市街地から本屋が消え、多くの人が本に触れる機会を失いました。
インフラの復興だけでなく「心が休まり、文化的関心をもって集まれる場所」が必要とされる中、2012年に一般社団法人ISHINOMAKI2.0と「一箱本送り隊」が協力し、「石巻ブックエイド・一箱古本市」を開催しました。

2012年開催「一箱古本市」

2012年開催「一箱古本市」
このイベントをきっかけに「街に本があるコミュニティスペースを作りたい」という思いが強まり、旧書店「たん書房」の跡地を活用するプロジェクトが始動。地域住民やボランティアがDIYや左官ワークショップを通じて自分たちの手で作り上げ、2013年7月に「石巻 まちの本棚」が誕生しました。

旧書店「たん書房」

セルフビルドワークショップ


まちの本棚のこれまで
これまで約13年間、土・日・月の週3日開館し、誰でも自由に入って本を読んだり借りたりできる場所として運営してきました。
約2000冊の蔵書(東北・コミュニティ・食・くらしなどのテーマ)の貸出や古本・新刊の販売も行っています。また毎年恒例の「石巻一箱古本市」の運営拠点となり、本に関するトークイベントや写真展、全国のフリーペーパーの配布など、本を通じて人がゆるやかにつながる文化拠点として活動してきました。
「石巻一箱古本市」とは、参加者がダンボール一箱分の本を持ち寄り、1日限定の「本屋さん」になる本のアマチュアマーケットです。 石巻の中心市街地のあちこち(商店街の店先や空きスペース)に小さな本屋さんが並び、訪れた人は本をきっかけに店主や地域の人と会話を楽しみながら、まちを歩きます。本を売買するだけでなく、商店街ににぎわいを作り、新しく人と人が出会う「まち歩きイベント」として毎年開催されています。

2013年「石巻 まちの本棚」開館前準備
2025年開催 森田具海写真展「ここで眺める、水俣 そして能登」
新たな一歩、移転プロジェクト始動
石巻のまちなかにひとつもまちの本屋さんが無くなってしまったことからスタートした「石巻 まちの本棚」。
しかし今、日本中で書店の数がこの20年で半減する*など、文化の拠点としての書店を維持することは非常に厳しさを増しています。人口減少が進むここ石巻のまちでも、これまでと同じ形で活動を続けていくことには大きな壁がありました。
(*JPO 一般社団法人日本出版インフラセンター 年度別 書店数推移)
それでも、本を通じて人と人が出会い、地域に文化を根付かせるこの場所は、石巻にとってなくてはならない大切な拠点です。
この拠点を、次の世代へ持続可能な形でつないでいきたい。
その決意とともに、私たちは「石巻 まちの本棚」を新たな場所へと移転し、再スタートを切ることを決定いたしました。
新しく移転する場所はカフェに隣接しています。
これまでは「本を読む・借りる場所」として親しまれてきましたが、これからはコミュニティカフェ「IRORI Ishinomaki」と連携し、本を通じてさらに多様な人々がつながる場所へと進化します。カフェ空間には気軽に本に触れられるライブラリーを設置し、その隣の建物の1階スペースに「石巻 まちの本棚」を新たに構えます。

本を届けたい人と、本を必要とする人が、一緒につくる本屋へ
今回のプロジェクトは単なる移転ではなく、まちの本屋を皆で支えていく新たな取り組みです。
限られたスタッフだけが運営する店から、本を必要とする人、本を届けたい人、この場所を大切に思う人たちが、それぞれの形で関わり、支え合う場所へと生まれ変わります。
目指しているのは、棚を借りた人が自分の本を並べる「シェア本棚」だけでもなく、お店が選んだ新刊を販売する従来型の本屋だけでもありません。
一人ひとりが選んだ本を持ち寄り、紹介し、ときには販売しながら、みんなでひとつの本屋を育てていく。その一方で、新刊と出会い、注文し、購入できる「まちの本屋」としての役割も、しっかりと残していく。
いわば、本の共同販売と共同運営から生まれる、新しい本屋の形です。
また隣接するカフェ複合施設「IRORI石巻」との新しいパートナーシップも始まります。これまでの蔵書ライブラリーをIRORIに移し、カフェの立ち寄りやすさと、本が好きなスタッフによる「本をおすすめする・本と出会う」体験を合わせることで、誰もが長く愛せる地域の文化拠点として、次の10年へ向けた挑戦を始めます。
いただいたご支援で実現すること
ご支援いただいた資金は、新スペースの「環境整備」と「内装・設備」のために大切に使用させていただきます。
内装・設備:本をきれいに並べる専用の本棚(本棚@IRORI)、あたたかい空間をつくる照明、外から見えやすいサイン(看板)の制作。
環境整備: 家具の設置、快適に過ごせるための空調設備の導入、イベント等で使用できるモニター・展示台等の設置。

※本プロジェクトはAll in方式となります。本日までに集まった支援総額に応じて、実行内容の規模を決定します。そのステップは上記の通りです。目標金額に達しなかった場合でも、1件以上のご支援があった場合は、自己資金等で不足額を補填し、IRORIに本棚を設置します。各ステップに必要な金額が集まらなかった場合でも、自己資金等で不足額を補填し、各ステップの整備内容を実施します。
「石巻 まちの本棚」を人々の心の拠り所に
新しくなる「まちの本棚」は、石巻の近隣に住む人々にとっての日常的な本を通じた交流の場であると同時に、全国の遠方にいる石巻ファンや本好きの方々が関わり続けられる「関係人口の拠点」を目指します。
近隣の皆さまへ: 散歩の途中にふらっと立ち寄ったり、イベントで地域の人と話したりできる温かい居場所を提供します。
遠方の皆さまへ: クラウドファンディングやオンラインのつながりを通じて、石巻の街づくりを遠くから応援し、いつでも帰ってこられる「心の拠り所」をつくります。

プロジェクトメンバー

プロジェクトに関するご留意事項
※ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
※本プロジェクトのリターンのうち、有効期限を設けている体験型のリターンについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。
※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
