2026年の秋は、どんな人の好みにもぴったりのバラエティ豊かな「テック創業者映画」が公開される。Sony / A24 / Neonシリコンバレーがこの秋、ハリウッドで一躍脚光を浴びている。投資詐欺で有罪判決を受けたセラノス元CEOのエリザベス・ホームズに迫る作品とイーロン・マスクを追ったドキュメンタリーが公開されるが、その作風は対照的だ。メタとオープンAIを題材にした2本の映画は、今シーズンの主要な賞レースに食い込む可能性がある。
この秋、ハリウッドはカリフォルニアのもう一つの巨大産業、シリコンバレーに矛先を向けている。
テック業界の大物たちを描いた新作映画やドキュメンタリーが、10月から続々と公開される予定だ。その多くは早くも、今シーズンのオスカーの有力候補として話題を呼んでいる。
フェイスブック(Facebook、現メタ・プラットフォームズ)とオープンAI(OpenAI)の暗部に切り込む映画、イーロン・マスク(Elon Musk)の真実を暴露する痛烈なドキュメンタリー、そしてセラノス(Theranos)創業者のエリザベス・ホームズ(Elizabeth Holmes)とネイサン・フィールダー(Nathan Fielder)が対峙するジャンルの垣根を超えたドキュメンタリーなど、見逃せない作品が目白押しだ。
とはいえ、数あるテック創業者映画の中で、あなたに合う一本はどれだろうか。作品選びをお手伝いしよう。
※公開日はアメリカで公開される日付。
『The Social Reckoning』(10月9日公開)
【主な内容】公開から16年。デヴィッド・フィンチャー(David Fincher)とアーロン・ソーキン(Aaron Sorkin)による傑作『ソーシャル・ネットワーク』に、「新章」というべき作品が誕生する。
今回は、前作の脚本を手がけたソーキンが監督に回り、ジェレミー・ストロング(Jeremy Strong)がマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)を演じる。内部告発を決意したフェイスブックのエンジニアが、同社の暗部を暴くまでを描く物語だ。ジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)、ミッキー・マディソン(Mikey Madison)も出演する。
【こんな人におすすめ】ストロングが、徹底したメソッド演技でザッカーバーグになりきった姿を見たい人。
『Musk』(10月16日公開)
【主な内容】アカデミー賞受賞歴を持つドキュメンタリー監督アレックス・ギブニー(Alex Gibney)が、イーロン・マスクの人生とキャリアをあらゆる角度から徹底的に掘り下げる、上映時間4時間近い大作だ。世界一の富豪に上り詰めるまでの軌跡はもちろん、波乱含みの私生活や、トランプ(Trump)政権下のホワイトハウスで過ごした日々までを丹念に追っている。
【こんな人におすすめ】イーロン・マスクが「一方的な吊るし上げだ」と評したこのドキュメンタリーを、自分の目で確かめたい人。
