
農心「辛ラーメン」のグローバルアンバサダーを務めるaespaの第2弾キャンペーン(c)MONEYTODAY
【09月16日 KOREA WAVE】韓国の食品・外食業界で、K-POPスターを起用した海外向け広告が相次いでいる。BTSのVやaespaを起用した焼酎やラーメンのコンテンツは再生回数が1億回を超え、マクドナルドもコチュジャンを使った新商品をPRするアジア向けキャンペーンにG-DRAGONを起用する。韓国内市場の成長余地が限られる中、K-POPの海外ファンを取り込み、ブランドの認知度を高める狙いだ。
農心が2026年8月末に公開したaespaとの第2弾グローバル広告キャンペーンは、公開から2週間でYouTubeの再生回数が1億回を突破した。映像ではメンバーが辛ラーメンを調理したり、店で選んだり、旅行先で楽しんだりする姿を紹介。日常生活に辛ラーメンを取り入れる場面を見せ、海外消費者に親しみやすさを訴えている。
ハイト眞露がBTSのVと展開した「眞露」のグローバルキャンペーン「マイ・フェイバリット・ジンロ」の関連コンテンツは、累計再生回数が5億回を超えた。メイン広告だけでも3億回以上で、「いいね」やコメント、共有などの反応は約1000万件に達した。グローバルSNSのフォロワーもティーザー公開前から約20万人増えた。
ロッテウェルフードは11月11日の「ペペロデー」を前に、Stray Kidsを起用したグローバルマーケティングを展開している。9月10日にはペペロデーをテーマにStray Kidsと制作した楽曲を公開。同社は、ペペロデーを自然に知ってもらうための文化マーケティングの一環としている。
グローバル企業もK-POPと韓国の味を組み合わせた販促に乗り出す。マクドナルドは9月17日から、G-DRAGONをモデルに起用したキャンペーンをアジア13市場で順次展開する。韓国マクドナルドが開発したコチュジャンバターソースを各市場の商品に取り入れ、韓国では同ソースを使ったバーガー2種類を発売する。9月末にはG-DRAGONのブランド「PEACEMINUSONE」とコラボした限定グッズも投入する。
背景には海外市場の成長がある。農心の2026年上半期の海外法人売上高は6414億ウォン(約734億円)で、前年同期比26.8%増えた。ロッテウェルフードのペペロも、ペペロデーがある下半期の実績を加えると、2026年に初めて海外売上高が1000億ウォン(約114億円)を超えると見込まれている。
食品業界はK-POPのファン層を生かして海外で商品の認知度を高め、新たな顧客を取り込むことに期待を寄せている。業界関係者は「韓国内ではこれ以上の成長余地がなく、期待できるのは海外市場だ。グローバルマーケティングによって海外の消費者に商品がより広く知られることを期待している」と話した。
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