4月27日に初めて記者会見した知床遊覧船の桂田精一社長。土下座し謝罪しましたが、遺族や関係者から非難の声が上がっています。
27日夕方、はじめて公の場に姿を現した「知床遊覧船」の桂田精一社長。
知床遊覧船 桂田 精一 社長:「この度は、お騒がせして大変申し訳ございませんでした」
2時間30分に及んだ会見で社長は、3度土下座し、被害者や遺族に謝罪しました。
会見を見た遺族は…
亡くなった〇島優さん(34)の両親:「(土下座は)ポーズ。成り行きで”土下座して謝れ”と言われればせざる負えないでしょうね。荒れた海で冷たい中で、入って恐怖と冷たくて恐いのと、本当に死ぬ間際まで無念だったと思いますよ」
社長は会見で出航した経緯を説明。当時、出航を決めた自身の判断は間違っていたと認めました。
知床遊覧船 桂田 精一 社長:「海が荒れるようであれば引き返す”条件付き運航”と(船長と)打ち合わせて出航を決定した。(Q.事故が起きた原因をどう考える? )私の至らなさだと感じております」
一方で、どういう場合に引き返すかということについては…
知床遊覧船 桂田 精一 社長:「(Q.条件付き運航で引き返す明確な基準はあるのか?)船長判断なのでありません」
地元の漁師は…
地元の漁師:「話しにならんな。あの人は海については無関係で漁師関係の仕事したことないから、海上の状況の判断力はないと思うよ」
別の観光船の乗組員:「天気が良くても、風あって波あれば出ない。出たらどうなるか経験上分かる」
別の観光船の船長:「(出航する基準の)マニュアルがあるので、条件付きというのはあり得ないです。僕たちからしてみれば”出れるか、出れないか”、その二つです」
さらに会見で社長は…
知床遊覧船 桂田 精一 社長:「当社の無線の故障は携帯電話や他の運航会社とのやり取りも可能だから出航停止の判断はしなかった」
知床遊覧船の元従業員は、ずさんな管理体制について話します。
知床遊覧船の元従業員:「(社長から)安全面に対してはなにも言われたことはない。お金の方しかね。船の仕事の人の育て方もわからない。車みたいに免許持っていればだれでも乗れると思っている」
会社と取引のあった金融機関に勤めていた男性は2021年6月に起きたKAZU1の座礁事故について社長とやり取りしたメッセージを見せてくれました。
会社と取引していた元金融機関の男性:「ひどいことになるだろうと思っていたが、そういう感覚に捉えていない」
会見を受け、国土交通大臣は厳しい言葉で非難しました。
斉藤 鉄夫 国土交通大臣:「当事者意識の欠如、責任感の欠如だと思います。それがいろいろな場面の言葉にも態度にも現れているように思います」
※〇は「木」へんに「勝」
