
9月1日にオープンした台湾・新竹のショッピングモール「ビッグシティ」にあるマーティンキム店舗(c)MONEYTODAY
【09月09日 KOREA WAVE】韓国のファッションブランド「マーティンキム」が台湾で事業を拡大している。台北の観光商圏を越え、世界最大の半導体受託製造会社「台湾積体電路製造(TSMC)」が拠点を置く産業都市・新竹にも店舗を開いた。
新竹の代表的なショッピングモール「ビッグシティ」には、ルルレモンやアディダスなどの世界的ブランドと並んでマーティンキムが出店。9月1日のオープン初日には、商品を見て回ったり、友人と写真を撮ったりする現地客が相次いだ。韓国ブランドだと知ったうえで訪れた客も多かった。
韓国のガールズグループ、NewJeansのファンを示す「Bunnies」のキーホルダーをバッグに付けた23歳の客は、「韓国には4回行き、毎回マーティンキムの店舗を訪れた。インスタグラムや中華圏のSNS『小紅書』でもよく見かけた」と話した。K-POPやSNSでブランドを知り、韓国旅行で実際に商品に触れた経験が、台湾での消費につながっている様子がうかがえる。
運営会社ハゴハウスが新竹を新たな拠点に選んだ背景には、地域の消費環境がある。新竹にはTSMCをはじめ世界的なIT企業が集まり、産業競争力が高く、住民の所得水準も高い。台北とは別の生活圏を形成しているため、一時的な観光需要ではなく、中長期的に現地消費者の間でブランド価値を高められると判断した。
台湾事業の成長も目立つ。2026年1~8月の台湾での累計売り上げは前年同期比163%増え、実店舗の売り上げも131%増加した。2024年11月に台湾1号店を開いた後、2025年に5店、2026年にさらに2店を追加し、新竹店を含めて8店となった。
台湾では韓国とは異なる消費傾向もみられる。マーティンキムによると、季節に合わせて商品を選ぶより、ブランドのロゴやデザインを重視する傾向が強い。このため暑い気候にもかかわらず、パーカやジャンパー類がよく売れている。最近3カ月では、ビンテージ加工を施したグラフィティ柄のジップアップパーカや、背面にロゴを配したジップアップパーカ、ロゴ入りコーティングジャンパーなどの販売が大幅に増えた。
アクセサリーも人気が高く、台湾での販売全体に占める割合は50%を超える。特にブランドロゴが目立つバッグが好まれており、現地ではマーティンキムが単なる衣料品ブランドではなく、ロゴやデザインで自分の好みを表現するブランドとして定着しつつある。
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