「踊る大捜査線」シリーズの最新作『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』(9月18日公開)のキャスト、監督が9月6日、東宝MOVIEチャンネルの生配信に登場。主人公の青島俊作を演じる織田裕二をはじめ、趣里、白洲迅、佐々木蔵之介、野呂佳代、藤吉夏鈴(櫻坂46)、齊藤なぎさ、ユースケ・サンタマリア、真矢ミキ、水野美紀、伊藤淳史、甲本雅裕、本広克行監督の総勢13名が集結した。当初、東京都庁都民広場で開催される予定だった完成報告イベントは雨のため中止となり、登壇者は東京都庁の特設会場から生配信に出席。それぞれが、本作への想いを語った。
【写真を見る】お馴染みの“青島コート”も!『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』がいよいよ9月18日に公開となる[c]2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー
1997年の連続ドラマ開始以来、数多くの熱狂的なファンを生み出し、日本中に“踊る”ブームを巻き起こした「踊る大捜査線」。青島俊作を主人公とする物語としては約14年ぶりの新作となる本作の舞台は、世界有数の巨大都市(メトロポリス)・東京。警視庁の捜査一課に着任した青島俊作に、史上最悪クラスの難事件が次々と押し寄せる。
完成報告イベントは中止となったが、織田は「僕らは常に前向き。これはこれで楽しいです。『踊る』はネットと付き合いがあるというか、『踊る』っぽくて僕はワクワクしています」と笑顔を見せた。周囲もにぎやかにトークを繰り広げるなど、座長の前向きな姿勢が会場を明るい雰囲気に包んだ。織田は「来てくれていた方は、すみませんでした」と駆けつけたファンを気遣う言葉も口にしていた。
予定されていた東京都庁の壁面を使ったプロジェクションマッピングは、無事に実施に至った。雨に濡れた東京都庁の壁に映し出されたのは、2本の特別映像。1本目は過去作の映像をふんだんに使用しつつ、青島と仲間の道のりが込められたもの。2本目は、最新作の映像が満載のスペシャルバージョンとなった。高さ約127メートル、幅約110メートル、面積にして1万4千平方メートル、サッカーコート約2面分に投影された大迫力のプロジェクションマッピングに見入った織田は、「これ、今日だけ?ええー!2か月くらい、毎日やらない?3日に1回でもいいから!もったいない!」と大興奮。緒方薫役の甲本も「やっぱり『踊る』はカッコいい」と惚れ惚れとしていた。
改めて司会から「青島が帰ってきました!」と声をかけられた織田は、「すみません、帰ってきました。和久さんと同じくらいの歳になって、帰ってきました」と故・いかりや長介さんが演じたベテラン刑事・和久平八郎の名前をあげながら、にっこり。完成作を観て「正直、ちょっと涙腺が…。自分の作品ではあまりないですが、しかも『踊る』でそういうことはなかなかないんですが、あれ?って。グッときた」と涙腺を刺激されたことを明かしつつ、「“やったな、監督”と思いました」と本広監督の手腕を称えた。
増田貴久は「ぷりぷり!」真下正義役のユースケ・サンタマリアが印象を語った
本作から新たにシリーズに参戦した芝田ひばり役の趣里と、美浦秋役の白洲は、青島のバディ的な存在を演じた。趣里と白洲は、お互いに「緊張していた」と本シリーズに飛び込む心境を吐露。しかし撮影現場は温かな空気に満ちていたそうで、趣里は「新参者なんですが、そういう空気がなくて。監督も織田さんもウエルカムな感じで、すごく安心して撮影ができました。織田さんとご一緒できたことは、宝物の日々」としみじみ。白洲も「青島さんが隣にいたことが、夢のようだった。僕の夢のなかでも、3人で走っている時があった」と実際に夢に出てくるほど、青島との共演に感激をにじませていた。織田は「前からいたんじゃないのと勘違いするくらい、馴染んでいました。すばらしかったです」と彼らの奮闘を絶賛していた。
ユースケ演じる真下正義と、水野演じる真下雪乃(旧姓:柏木)は、本作で夫婦として登場。増田貴久が、2人の息子・勇気に扮した。ユースケは「ぷりぷりでしたね」と増田が演じた勇気の印象を口にし、「息子がこれくらい大きくなるほど、年月が経ったんだと衝撃がありました」と噛み締めながら語った。増田は実年齢よりも若い役どころを演じることになったが、ユースケは「増田くんと(撮影前に)違うスタジオで会った時に、『今度、息子役をやることになりまして。でも僕、40歳なんですよね』と言っていた」とぶっちゃけ。織田が「実際はその半分くらいの年齢設定」と説明すると、ユースケは「でも見た時に、若いなと思った。行ける、行けると。役どころだし、実年齢は関係ない。彼がすごくうまくやってくれた」と増田演じる“息子”に太鼓判を押していた。
視聴者からの質問に答えるひと幕もあった。「一番大変だった撮影は?」という質問に、織田は「今回、キツくて。撮影後、2ヶ月くらい松葉杖をついているんです」と告白。そのシーンは「全カットになった。ほぼ使われていない」そうで、「撮る前に『危険だから、これはやめよう』って言ったんです。やっぱり危険でしたね」と苦笑いを浮かべつつ、限界に挑んだことを打ち明けていた。最後に織田は「ようやくというか、14年。僕ももうないのかなと思うくらいお待たせいたしましたが、『踊る大捜査線』が帰ってきます」と力を込め、「自信作です。ご自身の目で、劇場でご覧になってください」と熱っぽく呼びかけていた。
取材・文/成田おり枝
