新大阪駅から徒歩約3分の場所に2028年3月、ライブハウス「BEAT PARK OSAKA」がオープンする。9月3日に実施された記者会見では、同施設を運営する新会社の代表や大阪のライブ事情をよく知る業界関係者によるトークセッションがおこなわれた。

    ■ 新大阪駅から徒歩圏内にライブハウスが誕生

    以前より、中規模のコンサート会場不足が指摘されていた大阪のライブ・エンタメ業界。コロナ禍を経て公演需要が増加している業界をより盛り上げるべく、「ロッテホールディングス」と「野村不動産」が手を組み合弁会社を設立。1600人キャパのライブハウス「BEAT PARK OSAKA」を開業する。

    「BEAT PARK OSAKA」のステージ(イメージ)「BEAT PARK OSAKA」のステージ(イメージ)

    同施設の正式名称や今後の展開が発表された会見では、大阪のエンタメ・ライブシーンに精通するメンバーが登壇し、トークセッションを実施。合弁会社「BEAT PARK OSAKA」の代表取締役社長に就任した宅間弘治氏、コンサートプロモーターズ協会・佐藤浩史常務理事、アソビシステムの中川悠介代表取締役、FM802のラジオDJ・大抜卓人、高樹リサが意見を交わした。

    「BEAT PARK」発表記者会見の様子(9月3日・大阪市内)

    ■ライブ・エンタメ業界の「東京一極集中」に風穴か

    キョードー大阪代表取締役もつとめる佐藤氏は、2025年の『大阪・関西万博』が大阪のエンタメシーンにおけるひとつの起点だったと指摘。「大阪の人はケチだって結構言われるんですけど、ちゃんと見極めて、素晴らしいエンターテイメントにお金を払うというのが県民性だと僕は思ってます」と語った。

    さらに、「ほとんどのアーティストが東京在住ということもあって、テクニカルのスタッフも東京から地方に乗り込んでくるという形が多いです。そして宿泊代や移動費の高騰もあり、東京から出て日本をツアーで回るということが敬遠されがちでもあります」と、エンタメ業界が“東京一極集中”の傾向にある現状を明かした佐藤氏。

    大阪のエンタメについて話す(左から)コンサートプロモーターズ協会・佐藤浩史常務理事、アソビシステムの中川悠介代表取締役、FM802のラジオDJ、大抜卓人(9月3日・大阪市内)大阪のエンタメについて話す(左から)コンサートプロモーターズ協会・佐藤浩史常務理事、アソビシステムの中川悠介代表取締役、FM802のラジオDJ、大抜卓人(9月3日・大阪市内)

    一方で、「新大阪から徒歩3分という立地で、東京駅行きの最終新幹線は21時24分発なので、お客さんやアーティストも日帰りで帰れる可能性があります。非常に選択肢の幅が広がるのではと感じています」と、同施設への期待を寄せた。

    ■ 大阪からアジア、世界へ…アソビシステム代表も寄せる期待

    またFRUITS ZIPPERやきゃりーぱみゅぱみゅなど人気アーティストが所属するアソビシステムの中川氏も、「プロダクションは東京中心になってることが多いんですが、僕ら自身も大阪に支社やスタジオを作って、ここからスターを作ることに力を入れていこうと思っています。そんな時にこういうライブハウスがあるのはすごくいいなと思ってますし、東京からでも日帰りができるのはすごく魅力的ですね」と語った。

    会見にはアソビシステムの代表取締役・中川悠介氏が出席、CUTIE STREETからサプライズメッセージも(9月3日・大阪市内)会見にはアソビシステムの代表取締役・中川悠介氏が出席、CUTIE STREETからサプライズメッセージも(9月3日・大阪市内)

    ロッテグループが携わるということで、K-POPアーティストのライブやイベントにも力を入れていく同施設。所属アイドルのFRUITS ZIPPERやCUTIE STREETがアジアでの公演もおこなっていることから、中川氏は「新大阪からアジアに繋がり、ヨーロッパに回っていくチャンスを作る場所になるといいのではと思っています」と話し、佐藤氏も「こけら落としは中川社長のところのアーティストなのかなと勝手に思ってますけど…」と言及していた。

    「BEAT PARK OSAKA」のホワイエ(イメージ)「BEAT PARK OSAKA」のホワイエ(イメージ)

    新大阪駅から徒歩約3分のライブハウス「BEAT PARK OSAKA」は、2027年11月の竣工、2028年3月の開業を予定。現在は開業に向けた準備を進めつつ、ネーミングライツパートナー・スポンサーの募集を開始している。

    取材・文/つちだ四郎 写真/Lmaga.jp編集部

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