2026年8月30日

    PCから投稿

    鑑賞方法:試写会

    KADOKAWA 神楽座で開催された、沓名健一監督のトークショー付き試写会にていち早く鑑賞してきました。

    世界的な大ヒットを記録した3Dアクションゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を、あえて手描き2Dアニメーションで映画化するという逆張りのような挑戦作。元のゲームが持つ重厚で広大な世界観を約2時間に収めるため、本作の軸は主人公の忍び「狼」と、彼が仕える「九郎」という主従の関係性に強く絞り込まれています。
    映画用に再構築されたストーリーは、原作の要点を押さえつつもゲームとは異なる展開やニュアンスが含まれており、既プレイヤーにとっても別視点から『SEKIRO』の世界を体験できる作りになっていました。元の3Dモデリングとは違う、2D作画ならではの泥臭さや光影の表現も非常に印象深いです。浪川大輔や津田健次郎をはじめとする豪華声優陣の熱演と、坂本龍一による楽曲「Blu」の静謐さが、過酷な戦国世界に独特の浮遊感を与えています。

    一方で気になったのは、やはり「初見の観客への配慮」です。非常に複雑で巨大なバックボーンを持つ物語を濃縮しているため、ゲーム未プレイの人が背景や専門用語(竜胤、竜咳など)を瞬時に理解して感情移入するのは、少しハードルが高いように感じました。

    上映後には監督の貴重なお話が聞けたうえ、帰り際に「お米(作中のキーアイテム)」を模した記念品が配られるという、ファン心をくすぐる粋な演出もあり、トータルとしては非常に満足度の高い試写会でした。

    不良牛 SEKIRO: NO DEFEAT

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