東急は8月27日、エンターテインメント領域の新たな事業ブランド「東急エンタメイト」を立ち上げた。コンセプトに「まちも、人も、好きが動かす。」を掲げる。交通や不動産で培ってきたまちづくりに、エンターテインメントを掛け合わせる取り組みを深めていく。
始動にあわせて、ブランドロゴやコンセプトムービー、ポータルサイト、公式Xアカウントを公開した。8月29日からは、車内広告をブランドのビジュアルでジャックした特別電車「東急エンタメイト号」が、東横線と田園都市線で順次走り始める。
ブランド名の「エンタメイト」は、エンターテインメントと、仲間を意味する「メイト」を組み合わせた造語だ。親しみやすい名前で、東急のエンタメを身近に感じてもらう狙いがある。同社はエンタメの提供者にとどまらず、アーティストやクリエイター、ビジネスパートナー、ファンといった多様な「メイト」とともに新しい価値を共創していきたいという。
東急グループはこれまで、交通・不動産・生活サービス・ホテルといった都市インフラを通じてまちづくりを進めてきた。2023年には文化・エンターテインメント事業部を新設し、「僕のヒーローアカデミア」と東急グループのコラボイベントを渋谷エリアで展開したほか、公認ストリートライブスポット「Shibuya Street Live」を全10カ所整備するなど、まちとエンタメを結ぶ施策を重ねてきた。同社は新ブランドを、こうした取り組みを象徴し、パートナーとの共創を広げる旗印と位置づける。
ロゴは、東急の「T」と漢字の「人」をモチーフにカラフルなキューブを組み合わせ、さまざまな「好き」がつながって新しい価値が生まれる様子を表した。コンセプトムービーは、異なる「好き」を持つ2人が、まちを通じて才能を育み夢をかなえていく物語をアニメーションで描く。ディレクションはGEEK PICTURESの鈴木菜音氏が、アニメーション制作はギークトイズが手がけた。
「東急エンタメイト号」は、東横線が8月29日から5050系4109編成で、田園都市線が8月31日から2020系2140編成で、それぞれ約1カ月間運行する予定。車内はロゴやムービーのアニメーションビジュアルで彩られる。
東急は今後、新ブランドのもとで、まち全体を巻き込む体験の創出と、未来のカルチャーを担う才能の育成を進め、「楽しい」を起点とした価値創造を加速させるとしている。
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