EOTOAI株式会社は2026年8月22日、高輪ゲートウェイ NEWoManにおいて、株式会社JR東日本企画およびLiSH(TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub)が主催する企画にコラボレーション出展し、AI音楽サービス「EOTOAI 絵音」を中核とした実証・体験イベントを開催した。同サービスが実際の会場で一般向けの体験・実証を行うのは今回が初めてとなる。

    当日は500人以上が来場し、うち100人以上が実際にAI音楽の生成を体験した。参加者は旅行、家族、友人、ペットなどの写真を用いて音楽を生成し、幅広い年齢層の来場者が体験に参加した。多くの来場者は、自分の写真から生成された音楽を聴き、強い関心を示すとともに、生成の仕組みや利用方法について自ら質問していた。

    抽選会場抽選会場

    今回の実証の重点は、AIが音楽を生成できるかどうかだけではない。AIが利用者自身の体験を起点に、新たな表現を生み出せるかどうかにある。「EOTOAI 絵音」は写真から情景や雰囲気などの情報を読み取り、それをもとにオリジナル楽曲を生成する。利用者は自ら選んだ写真を通じて、視覚的な記憶から聴覚的な表現への変換を体験する。このプロセスにおいて、AIは一方的にコンテンツを提供するだけでなく、個人の記憶と感情の延長となる。

    EOTOAIが開発する「感情を理解するAI」とは——東京での実証から見えてきた可能性

    この体験を支えているのは、当社が独自に開発した感情共鳴モデル(Emotional Resonance Model)である。

    同モデルは、画像・音声・テキストなど複数の情報を統合的に理解するマルチモーダル技術に基づき、利用者の状態や感情に関わる要素を捉え、それを状況に応じた表現へと結びつける。「EOTOAI 絵音」はこの技術をAI音楽として具体化したものであり、「見る」だけだった写真を、「聴く」ことのできる音楽へと変える。

    技術的な位置づけを見ると、現在の主流な大規模モデルは業務効率の向上や生産性の改善に重点を置いているが、EOTOAIが着目するのはAIの「存在感」と「心理的レジリエンス」における価値である。感情共鳴モデルが目指すのは、利用者の感情状態を理解したうえで、より共感的な応答と表現を提供することにある。今回の実証は、この技術的な方向性を実際の利用シーンにおいて検証する機会となった。

    EOTOAI、東京での実証結果を公開——AI技術を活用した新たなサービス開発と企業連携へ

    当社は今回の実証で得られた利用者のフィードバックや現場データをもとに、AI音楽サービスのさらなる改善を進めるとともに、同サービスを起点として、より幅広い応用領域への展開を図っていく。

    事業化においては、APIやSDKの提供を通じて、介護・医療機関、スマートハードウェア・車載AIアシスタント、ゲーム・エンターテインメント事業者などのパートナーに感情共鳴技術を提供していく計画である。

    また、当社はプロダクト設計において「倫理を起点とした設計(Ethics by Design)」を原則とし、データの取り扱いとプライバシー保護において日本の関連法規に厳格に対応し、利用者データの安全性と透明性を確保する。

    今回の高輪ゲートウェイシティでの実証は一つの出発点である。当社はAIを「コンテンツを生成するAI」から「人の感情と体験を理解し、新たな価値を生み出すAI」へと進化させ、国内の企業や研究機関との共同実証・共同開発を通じて、AIと人の新たなコミュニケーションの可能性を追求していく。

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