広瀬アリスを主演に迎え、額賀澪による同名小説を実写化した『沖晴くんの涙を殺して』(9月18日広島先行公開、10月2日より全国公開)から、TOMORROW X TOGETHERによる主題歌を収めた予告編が到着した。
末期の乳がんを患い余命1年を宣告され、治療しないことを選択し故郷に戻ってきた音楽教師の踊場京香(広瀬)。母校の合唱部の指導をすることになった彼女は、そこでいつも笑顔を絶やさないのにクラスメイトから“死神”と呼ばれている不思議な高校生、沖晴(木戸大聖)と出会う。笑いながら津波で家族を亡くしたと話す沖晴に京香はなぜ笑うのか聞くと、津波に流されたときに死神と取引して喜び以外の感情「嫌悪、怒り、哀しみ、恐れ」を失うことで助かった、それゆえになにも感じないのだと答える。ところが、ある事件をきっかけに失われた感情の1つがうっすらと顔を出し始め、余命わずかな京香と感情を失った沖晴の感情を取り戻す不思議な日常が始まる。
このたび解禁されたのは、グローバルに活躍する5人組グループTOMORROW X TOGETHERの新曲で、本作の主題歌である「Silence」を収めた予告編。TOMORROW X TOGETHERが映画に楽曲を提供することは初めて。今回の楽曲についてTOMORROW X TOGETHERは、「せつないボーカルと力強いギターサウンドの調和が特徴的な曲です。誰かにとって静けさや安らぎになってくれる存在の大切さと、沈黙の中にある美しさやあたたかさを表現しました。皆さんも大切な人を思い浮かべながら、聴いてみていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。
予告編は、京香が緩和ケアの診察室で「余命1年と言われても、少しも怖くないんです」と、医師に気持ちを告げるシーンから始まる。故郷の「瀬戸内」に戻った京香は、死神に感情を奪われた高校生、沖晴と出会うことで不思議な体験をし、二人は少しずつ“生きること”に向き合い始めていく。TOMORROW X TOGETHERの楽曲のなかで、京香の人生や京香と沖晴の思い出を振り返るように、浜辺に寄せては返す波。そして、二人が一緒に見たひと夏の景色が、ひまわりや花火と共に映しだされていく。儚さの中に咲く、鮮やかな二人の記憶が美しい映像でつづられていく。
余命1年の音楽教師と感情を奪われた高校生の不思議な日常を映しだした本作。美しい映像をスクリーンで味わってほしい。
文/サンクレイオ翼
