23日、香港01は、奈良市にある世界遺産・薬師寺で国宝の「仏足石」に液体が撒かれた事件で、逮捕された容疑者が台湾の人気女性タレントではないかとネット上で物議を醸していることを報じた。写真は「仏足石」。
(1 / 2 枚)
2026年8月23日、香港メディアの香港01は、奈良県奈良市にある世界遺産・薬師寺で国宝の「仏足石」に油のような液体が撒かれた事件で、逮捕された容疑者が台湾の人気女性タレントではないかとネット上で物議を醸していることを報じた。
【その他の写真】
記事は、今年4月に薬師寺の大講堂に安置されている国宝・仏足石に何者かが正体不明の液体を散布する被害が発生し、奈良県警が防犯カメラの映像などから捜査を進めてきたと紹介。その結果、警察は台湾籍の39歳の女を特定し、女が今月22日に関西国際空港から日本へ再入国した際、文化財保護法違反の疑いで逮捕したと伝えた。
そして、日本の報道で公開された容疑者の本名と年齢が、台湾の著名タレントである五熊(ウーシオン)と完全に一致していたことから、台湾および中華圏のネット上で大きな注目を集めたとし、奇しくも逮捕翌日の8月23日が五熊の39歳の誕生日であったことから、ファンやネットユーザーの間で衝撃が広がっていると報じた。
奈良市の薬師寺にある国宝の「仏足石」
また、文化財を損壊する行為は日本国内で厳罰の対象であり、歴史的遺産に対する心無い破壊行為として、日台双方の世論から強い批判と懸念の声が上がっていると伝えた。
記事はさらに、容疑者が警察の調べに対し、「自分が深く感動した対象に油を注いで祈りを捧げる習慣があり、仏足石にも感動したため油をかけた」という趣旨の供述をしていることに言及した。なお、日本の警察の鑑定によると、かけられた液体は化粧品などに広く使われる無色透明のグリセリンだったという。
記事によると、ネット上では容疑者の動機に関する詮索が過熱。ユーザーらによる調査の結果、五熊があるキリスト教系教会の熱心な信徒であることが判明し、異教の信仰対象に対する過激な宗教的情熱や独自の祈祷儀礼が犯行の背景にあったのではないかとの見方が強まっているという。
一方、台湾メディアによる事実確認要求に対して、五熊の所属事務所やマネージャーは沈黙を続けているとのことだ。(編集・翻訳/川尻)
