ビューティ賢者が最新の業界ニュースを斬る

    ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、子どものスキンケアリテラシー教育についての話。(この記事は「WWDJAPAN」2026年8月17日号からの抜粋です)

    PROFILE: 弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター

    PROFILE: (ゆげた・みずほ)伊勢丹新宿本店化粧品バイヤーを経て独立。化粧品ブランドのショップ運営やプロモーション、顧客育成などのコンサルティング、企業セミナーや講演を行う。メディアでは化粧品選びの指南役として幅広く活動中

    【賢者が選んだ注目ニュース】

    ファンケルが10歳以上の子どもを対象にした「キッズ肌カウンセリング」を直営店で開始した。肌測定を行い、肌状態や生活習慣に合わせたスキンケアを提案する。一方、オルビスは中高生などを対象とする「ミライ肌アトリエ」を展開し、7月には千葉大学教育学部附属中学校で初めて保健体育の授業として実施した。洗顔や紫外線対策などの基礎を生徒に教えるだけでなく、親や教育関係者にも対象を広げている。

    両社に共通するのは、スキンケアを単なる美容ではなく、自分の肌を知り、適切に手入れする「セルフケア」として捉えている点だ。皮脂分泌が増え、ニキビなどのトラブルを経験し始める思春期は、初めて自分の肌と向き合う時期でもある。同時に、SNSを通じて成分や商品、メイク、美容医療に至るまで膨大な情報に触れるようになる。知識量は増えても、自分に必要な情報を選び取る力が伴っているとは限らない。

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