映画『ルックバック』完成報告イベント、出口夏希&蒔田彩珠らが撮影秘話語る

    メインキャストがそろった光景に、是枝監督は「懐かしいなと思いつつ、良い時間を過ごしてきた撮影の記憶がよみがえってきた」と相好を崩した。主演の2人は、ともにNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』(2023年)以来の是枝監督作品への参加となった。

    出口は、「『ルックバック』で成長したと思うところがたくさんあった。景色も、私たちが見たものがそのまま映し出されていてきれい」と充実した表情を見せる。蒔田は、「『自分はなぜ芝居をしているんだろう?』と考えるきっかけになった。好きだから今までやってこられたことに、改めて気づかされた」と笑顔で語った。

    一方、オーディションで選ばれた子役の2人は自由奔放な様子。藤野役の七瀬は、「監督自体がほっこりしていて優しく、この人だったら皆に愛されるだろうと思った」と発言し、笑いを誘った。京本役の岡田も「和む現場で、監督は一言で言えば人格者。スタッフもお菓子を分け与えてくれました」と和やかな現場の雰囲気を明かした。

    『ルックバック』ヴェネツィア国際映画祭へ!キャスト4人の楽しみは「ご飯」

    楽しみにしていることを問われると、キャスト4人は「ご飯」と口をそろえた。岡田が「本場のピザとティラミスを食べるのと、ゴンドラに乗るのも楽しみ」と話すと、是枝監督が「上映がメインだからね」とたしなめる一幕も。

    本作への思いを問われた是枝監督は、「いろいろな出会いに恵まれた作品になった」と感慨深げな表情を見せた。さらに、「僕の仕事はキャスティングまでで、あとは見つめていただけ。スタッフと見ていて、スケッチブックに1本の線を引く場面でも涙が出てしまう。『原作に応えなければ』という思いで臨んだが、撮影では天気や自然に恵まれ、特別な時間を撮れたという実感がある」と手応え十分の様子だった。

    『ルックバック』は、9月11日(金)より全国の劇場で公開される。

    取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元

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