連載《In Person》
幼い頃から芸能界で活躍し、成長とともに俳優としてのキャリアを積んできた福原遥さんと細田佳央太(かなた)さん。二人は、2026年8月7日公開の映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』(以下、『あの星』)で初めて共演した。撮影を巡るエピソードも含めて、福原さんと細田さんに、俳優としてのキャリアの現在地や転機、戦争という重いテーマも扱う本作での撮影にどう向き合ったかなどを語ってもらった。
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■『あの星』、ヒット作『あの花』の続編にして完結編
お二人のインタビューに入る前に、共演した『あの星』について紹介しよう。
本作は、興行収入が45億円を超えるヒットを記録した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(2023年、以下『あの花』)の続編にして完結編。福原さんは、前作『あの花』で1945年の終戦直前にタイムスリップし、特攻隊員・彰(水上恒司)と恋に落ちる女子高校生・加納百合を演じた。
これに対し、続編となる『あの星』の舞台は、現代の日本。
福原さんが演じる、高校教師になった百合と、細田さんが演じる、彰の面影がある臨時教員の青年、宮原涼が出会う。もう二度と会えない彰を思い続ける百合と、そんな百合を思う涼が、明日へと歩き出す「再生」の物語。
二人の歩みを切なくもあたたかく紡ぎ出した福原さんと細田さんは、いずれも幼い頃から芸能界でキャリアを積んできた。そんなお二人に、まずは仕事の現在地から聞いてみた。
■そろって10年超のキャリア 本人が語る現在地は
──お二人とも、幼い頃から芸能界でキャリアを積み、俳優としての活動期間が10年を超えています。現在のご自身の立ち位置をどのように認識していらっしゃいますか。
細田佳央太さん(以下、細田)「駆け出しの頃は上下関係を気にしていましたけど、最近はもはやそんなことも考えなくなって、フラットな自分でいることができています。ただ、今の自分の年齢や状況を客観的にとらえて、『調子に乗るなよ』と自分に言い聞かせていますね」
福原遥さん(以下、福原)「年齢を重ねたからといって、大きく変わりたくなくて。常に成長していたいので、日々勉強だと思っています」
「でも、やっぱり自分が子役だった頃に先輩方にしていただいたことは心に残っています。人見知りの私に先輩が話しかけてくれたとか、ちょっとした優しさに救われたことがあったので、自分もそういう存在でありたい。後輩にできることがあればしたいと、いつも思っています」
