【写真】映画上映と音楽ライブを組み合わせたイベント「CinemAlive vol.1」

     同イベントは映画×音楽をテーマに、「リアルな表現や体験の場を味わおう」と企画。今回が初開催。第1部では、バンド活動を通して高校生の青春の輝きを描く2005(平成17)年公開の映画作品「リンダ リンダ リンダ」を上映。第2部では、事前に公募で集まった5組のバンドが生演奏を披露。各バンド持ち時間15分の中で、映画に登場する楽曲、ザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」のカバー演奏のほか、好きな楽曲を演奏する。演奏者のドレスコードは「制服」。

     代表の渡邊正貴さんが上映会場を探す中で、同会場と縁があり、音楽ライブと組み合わせたスタイルでの開催が決まったという。出張上映を行う「塩山シネマ」(甲州市塩山上於曽)の全面協力で、作品本来の光と音を再現するDCP(デジタルシネマパッケージ)形式での上映が実現した。

     第2部のライブパートは都留文科大学の舞台照明サークルの学生が照明を手がけ、音響はアマチュアながらこだわりを持つスタッフが担当。有志のメンバーが集まり、手作りの温かみと本格的な演出を両立させたイベントを作り上げる。

     渡邊さんは「この映画が好きで、いつか地域の皆さんと一緒にスクリーンで鑑賞したいと思っていた。近場に映画や音楽ライブを楽しめる場所があまりないことを嘆いてきたが、ないからこそ自分たちで場を作ろう、ないことを逆手にとって楽しむ機会にしようと思った」と話す。

     昨年の秋ごろに、知人の松山美恵さんとの雑談の中で企画が立ち上がり、映画関連の仕事に長年携わった経験のある松山さんに背中を押される形で、開催を決めたという。イベントタイトルについては、「シネマとライブを組み合わせた造語で『CinemAlive』。『Alive(アライブ=いきいきとした、生きている)』という言葉が浮かび上がり、イベントで大事にしたいことと結びついた」と振り返る。

     「いろいろなことがある世の中、生きづらい人もいるかもしれないが、ここではAliveな時間と場所を提供できれば」とも続け、「自分も学生時代にバンドを組んだことがあり、素晴らしい体験だった。今の中高生たちにもその素晴らしさを知ってもらえれば」と呼びかける。

     「ザ・ブルーハーツに親しんできた世代にはもちろん、カラオケでリンダリンダを歌うおじさんたちにうんざりしている20代、30代の人たちにも、このイベントで何かが伝わり、分かり合えるきっかけになれば」とも。

     上映時間は13時30分~、ライブ演奏は15時30分~。12時~は古着のライブTシャツや本の販売、キッチンカーによるドリンク類の出店も予定する。入場料は、一般=1,000円、高校生以下は無料。チケットはウェブのほか、富士吉田市、都留市、大月市内などの販売特約店で販売する。

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