黄色くて、小さくて、丸っこくてかわいらしい謎の生き物ミニオン。「怪盗グルー」シリーズから誕生すると、瞬く間に主役以上の人気者となった。そんなミニオンたちにスポットを当てたスピンオフ「ミニオンズ」シリーズの第3弾『ミニオンズ&モンスターズ』が8月7日から公開中だ。
【写真を見る】往年のクラシックやモンスターなど『ミニオンズ&モンスターズ』の元ネタをチェック![c] Universal Studios. All Rights Reserved.
“ミニオン×モンスター”という要素を掛け合わせたファミリームービーだが、子ども向けのアニメと侮ることなかれ。意外にも今作はクラシックな名作、そして映画史へのオマージュ、パロディなど、映画ファンなら思わず反応してしまうネタが随所に盛り込まれているのだ。
※本稿には映画『ミニオンズ&モンスターズ』の内容に関する記述が含まれます。
ミニオンたちが映画制作にチャレンジ…!?
おなじみのケビン、スチュアート、ボブの3人組ではなく、ジェームズ、ヘンリー、エドのトリオへと主人公をバトンタッチした『ミニオンズ&モンスターズ』。最強最悪のボスを探し、ハリウッドへとたどり着いたミニオンズは、偶然映画に出演したことからあっという間にスターへと上り詰めていく。豪邸に住み、パーティー三昧の暮らしを送るミニオンたちだったが、時代の移ろいと共に人気も下火に。
ネクロノミコン的な書物で召喚される緑の小さい怪物グーミーはクトゥルフがモチーフ(『ミニオンズ&モンスターズ』)[c] Universal Studios. All Rights Reserved.
当初の目的であるボス探しへと戻るミニオンたちだったが、物語を作ることが大好きなトラブルメーカーのジェームズは、親友のヘンリー、エドと一緒にモンスター映画を作ることを決意。小さな怪物グーミーの案内で、映画にぴったりのモンスターを探す旅に出るのだが…。
映画黎明期のサイレントなど小ネタがずらり!
ボス探しを中断して映画作りに心奪われるミニオンたちがかわいい!(『ミニオンズ&モンスターズ』)[c] Universal Studios. All Rights Reserved.
冒頭に流れるイルミネーションのロゴがモノクロなレトロ調になっているように、本作はクラシックなハリウッドへの讃歌であり、映画製作の歴史を彩るオマージュが満載。オープニングタイトルでは『動く馬』(78)や『工場の出口』(95)、『水をかけられた散水夫』(95)に『ラ・シオタ駅への列車の到着』(96)、さらには『月世界旅行』(02)など映画黎明期の作品とミニオンがコラボした映像が次々と映しだされる。
メリエスの『月世界旅行』などクラシックがミニオンとコラボしたモンタージュとして登場する[c]Everett Collection/AFLO
このモンタージュに続き、現代の映画博物館から物語がスタート。ガイドが来館者に映画史を説く語り部スタイルで、ミニオンたちの大冒険が幕を開ける。そんな博物館にもイースターエッグがずらり。『マトリックス』(99)のネオや『E.T.』(82)のE.T.、『フライングハイ』(80)のビジュアルでおなじみの捻じれた飛行機といった展示に加え、“鳥”に囲まれたヒッチコックの像、さらに本人が声を担当したジョージ・ルーカスの姿までネタが満載なので、ぜひ探してみてほしい。
『フライングハイ』のビジュアルでインパクトを放つ捻じれた飛行機も登場するぞ![c] Paramount/courtesy Everett Collection
