
高島家の家族写真。高島忠夫さん(前列右)と寿美花代さん(同左)。政宏(後列左)、政伸(同右)
Photo By スポニチ
元宝塚歌劇団星組トップスターで女優の寿美花代(すみ・はなよ、本名髙嶋節子=たかしま・せつこ)さんが死去した。94歳。その人生だけでなく、俳優の髙嶋政宏(60)、政伸(59)を育てた子育て論が、改めて注目されている。
訃報を受け、新潮社出版部文芸は、寿美さんを追悼するとともに政伸のエッセイ集「おつむの良い子は長居しない」の一編を公開した。同書には、寿美さんの教育観が記されている。
政伸は著書の中で、自身の子どもの学芸会の練習で演技を指導した際、俳優として受けてきた厳しい指導を思い出して「もっと気持ちを入れて」と厳しく声をかけた経験を紹介。その上で、母・寿美さんから教えられた人材育成の考え方として、「とにかく良いところを見つけ、そこを伸ばす」という言葉を紹介している。
さらに寿美さんの言葉として「叱って伸びるやつは、褒めたらもっと伸びる」という考え方を紹介。厳しさだけではなく、相手の長所を見つけ、可能性を引き出すことの大切さを説いた言葉だったと振り返り、「かつて母・寿美花代が、なにかにつけ僕に話してくれた、人を育てるコツ。『とにかく良いところを見つけ、そこを伸ばす』そして一番インポータントなのが『叱って伸びるやつは、褒めたらもっと伸びる』これだ。これが髙嶋家の家訓」とつづった。
寿美さんは宝塚歌劇団のトップスターとして舞台に立ち、退団後は映画やテレビでも活躍。夫は俳優の故高島忠夫さん(2019年6月死去、享年88)で、政宏、政伸兄弟の母として“高島ファミリー”を支え続けた。政宏と政伸は母の最期について「最期の最期まで大女優 寿美花代だった母でした」と追悼した。
