「レディ・オア・ノット」シリーズやリブート版「スクリーム」を手掛けたレディオ・サイレンスのマット・ベティネッリ=オルピン&タイラー・ジレット監督がメガホンをとる、「ハムナプトラ」シリーズ最新作。2027年10月の北米公開に向けて開発が進められている同作に、『オブセッション 災愛』(公開中)のマイケル・ジョンストンが出演交渉中であることがわかった。「The Hollywood Reporter」が報じている。

    ミイラ映画の古典をリメイクし、大ヒットを収めた「ハムナプトラ」シリーズミイラ映画の古典をリメイクし、大ヒットを収めた「ハムナプトラ」シリーズ[c]Everett Collection/AFLO

    ユニバーサル・モンスターズの古典『ミイラ再生』(32)を、当時最先端のVFXを駆使し、ブレンダン・フレイザー主演でリメイクした『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』(99)の興行的成功を機にスタートした「ハムナプトラ」シリーズ。第2作『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』(01)は“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンの俳優デビュー作としても知られている。

    7年のブランクを空けて製作された第3作『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(08)が批評家から酷評を浴び、さらなる続編の製作は中止が決定。ユニバーサルはその後、トム・クルーズを主演に迎えた『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(17)で『ミイラ再生』の再リメイクに挑んだものの大失敗。同作からスタートするはずだった新フランチャイズ“ダーク・ユニバース”はあえなく打ち切りに終わった。

    いまや2人とも“オスカー俳優”!ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズのシリーズ復帰も決定いまや2人とも“オスカー俳優”!ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズのシリーズ復帰も決定[c]Everett Collection/AFLO

    そんななか、2010年代にハリウッドの第一線から退いていたフレイザーが復帰を果たし、『ザ・ホエール』(22)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。それをきっかけに「ハムナプトラ」シリーズ復活の機運が一気に高まることに。フレイザーはもちろんのこと、第3作に出演しなかったエヴリン役のレイチェル・ワイズ、さらにジョナサン役のジョン・ハマーなど、シリーズおなじみの顔ぶれのカムバックが続々決定。ファンの期待がますます高まることに。

    今回出演交渉中であることが伝えられたジョンストンは、1996年生まれの30歳。10代の頃から声優として活動をはじめ、テレビアニメ「鬼滅の刃」の正一役をはじめ、「凪のあすから」や「悪魔くん」などさまざまな日本のアニメの英語吹替えを担当。『きみと、波に乗れたら』(19)では伊藤健太郎が声を務めた川村山葵役、『好きでも嫌いなあまのじゃく』(24)では小野賢章が声を務めた主人公の八ツ瀬柊役の英語吹替えを担当している。

    声優としてキャリアを積み上げ、一気に大ブレイクを果たしたマイケル・ジョンストン声優としてキャリアを積み上げ、一気に大ブレイクを果たしたマイケル・ジョンストン[c] 2026 Focus Features LLC.

    実写作品でもインディーズ映画の端役を中心に地道に活動し、『オブセッション 災愛』で待望の長編映画初主演。わずか75万ドルで制作された同作は、北米興収2億6000万ドル、全世界興収4億6000万ドルを超える爆発的なヒットを記録。それまでフリーの無名俳優だったジョンストンはエージェントを雇い、一躍新世代スターの仲間入りを果たすこととなった。

    そんなジョンストンが初の大作映画出演となる「ハムナプトラ」最新作で、どんな役を演じるのかは不明。ちなみにフレイザーは第1作の公開当時、現在のジョンストンと同じ30歳だった。なお脚本は『エスター ファースト・キル』(22)のデヴィッド・コッゲシャルが担当し、ストーリーの詳細も不明。一部報道では、第3作のできごとを無視した第2作の直接的続編になるという話もあるようだ。さらなる続報に乞うご期待!

    文/久保田 和馬

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