日本最大級のフリマアプリ「メルカリ」を企画・開発・運営する、株式会社メルカリ。2025年12月に長年拠点としていた六本木ヒルズ森タワーの18階から、25階・26階へとオフィスを移転しました。
「Culture Hub」をコンセプトに掲げる同オフィスについて、移転における背景やコンセプトなどをうかがいました。
■背景
人にできることを、この場所で
「なぜ今オフィスの刷新が必要なのか?」と思われるかもしれません。しかし、AIがどれだけ完璧な旅行プランを作ったとしても、実際にそこへ足を運ばなければ出会えないものがあるように、空間の価値は変わっていない、むしろ高まっていると感じています。
多くのことをAIに任せられる今だからこそ、人と人が直接触れあい、議論し、喜怒哀楽を共有し、「Go Bold(大胆にやろう)」な決断ができるリアルな場がより重要になっていく。そう考え、このオフィスの設計を進めました。

実際にメルカリで買い集めたあらゆるものが並ぶ「メルカリウォール」
■コンセプト
オフィスのコンセプトは「Culture Hub」。ぐるっと回遊できるようにしたオフィスでは、さまざまな偶然を誘発させています。カフェで思わぬ再会や、すれ違いざまに立ち話。そのひとときは、想像以上のひらめきになると考えています。私たちが目指すのは、人と人がつながり、アイデアを加速させていくことです。

また、移転したオフィスを単なる「次のオフィス」にするのではなく、メルカリのバリューを体現した「価値循環の空間」にすること。そのために隅々までカルチャーが息づくオフィスを目指しました。
リモートワークが当たり前になった時代に、それでも「わざわざ集まる価値」を体現する場所。多様性が加速する組織において、偶発的な出会いと対話を生み出す場所。そして、次の10年でメルカリがどこまで進化できるかを問う、実験の場となっています。
■課題となった点、手法、特徴
「メルカリウォール」の各通用口の前には、常にバリューを意識できるような仕掛けとして4つのバリューを表現したグラフィックを施しています。また、今回のオフィスに合わせ、10組のクリエイターが手がけた「循環の家具」を設置。歩き、腰掛け、いろいろな人と時間を過ごす場を設けいています。

バリューを表現したグラフィック
フロアを一周できる動線、随所に配置した対話の場、アップサイクルした家具の数々。細かな工夫の一つひとつが、私たちのミッションやバリューへと繋がっています。
![株式会社メルカリ「Culture Hub」 – 空間デザイン事例 – デザイン情報サイト[JDN] Untitled (The Circular office in Roppongi #376), 2025. ©︎ Gottingham. Image courtesy of Kokuyo and Studio Xxingham](https://www.magmoe.com/wp-content/uploads/2026/08/kokuyo-mercari_20251220_0376_out-c1-100per_ps_high-res_q100_8bit_adobe-rgb_v01-1536x1152.jpg)