キャンバスに広がるのは、思い出の風景です。
元自衛官の男性が描く92歳の “山人生”。
集大成となる個展で、趣味の絵と山の魅力を伝えました。

(中山 英二さん)
「穂高の連峰、前穂高、奥穂高、北穂高。それがずっとつながって槍ヶ岳につながる。
この山小屋に2泊して、家内と登った。一番思い出に残っている山です」
もう一つの絵は、大分県竹田市にある久住山。

(中山 英二さん)
「久住山は春夏秋冬、四季それぞれに特徴がある。一番いい時は6月のミヤマキリシマの頃。非常に楽しい登山ができる」
佐世保市で開催した個展『山岳絵画展 ~九十二歳の山人生~』。

描いたのは、佐世保市に住む 元自衛官の中山 英二さん 92歳です。
登山と絵画、2つの趣味の集大成として開きました。
(中山 英二さん)
「山というのは人生と一緒で、登る時に非常に苦しい。いろいろあって…。
しかし、途中の風景を楽しみながら登れる。山の途中に高山植物、花がある。山頂に立てば、すがすがしい気持ちになる」

会場には、これまでに登頂した山の風景や、山頂からの絶景などを描いた作品 約30点が紹介されています。
(中山 英二さん)
「山に行かなくてもこの絵を見て、“山ってこんなんだな、こんなきれいなところがあるんだ” と、行ったつもりで見ていただければいい」

中山さんは週に1度、市内の絵画教室で腕を磨いています。
この日のモチーフは、”バラの花”。
(中山 英二さん)
「要するにバランスですよね。絵としての構図。花の位置をちょっとずらしてやる。そして絵になるような構図にする。だから “絵空ごと” って言うけど、なるほどな。私、あの言葉好きだなと思って」
さらに…。

(指導)
「この葉っぱ一枚描いてる。こう描いてるでしょう。色をつけて、あと葉脈をこう。しっかり見て」
(指導)
「もうちょっと大きく描いたらいい。そしたらバランスが取れる」
(指導)
「これを一つ下げるとか。そして強調するとよかですよ」
