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アントワン・フークア 監督による2026年製作(127分/G)アメリカ映画。
原題または英題:Michael、配給:キノフィルムズ、劇場公開日:2026年6月12日。
マイケル・ジャクソンを演じたジャファー・ジャクソンのダンスは、見事にコピーをしていて感心させられた。もしかして本人以上のダンスのキレ!?今見てもなお実にカッコ良い動きで、あらためてマイケルのダンスの創作性の高さを再認識。マイケルが、ジーン・ケリー出演ミュージカルのダンスシーンを熱心に見ているシーンやムーンウォークの元になったらしいストリートダンサーによる「バックスライド」と出会うシーンは、マイケルのダンスの起源を示唆してて、結構気に入った。
映画館で聴く音の質自体は良く楽しめたところもあったのだが、映画「ボヘミアン・ラプソディ」とは異なり歌詞の日本語翻訳が全く出ないのには凄くがっかり。部屋に文字を書き殴って、歌詞?の創作に凄く悩んでいる様なシーンの映像もあったのだが、それがどう解決されたかがサッパリ分からなかったのは残念であった。視聴後、幾つかの代表曲の歌詞を確認した。例えば、あなたの子供よと迫ってくる女性ファンを描いたBillie Jean、無駄な喧嘩から逃げろと叫ぶBeat it等、何を歌ってるか知らないで聞いていたが、ものすごく個人的な思いが歌詞に入っていて、良い意味で驚かされた。
ストーリーは、マイケルの理不尽な父親との戦いだけに終始していて子供騙しの様で呆れ果ててしまった。自分はマイケル・ジャクソンの音楽に魅せられた人間ではないが、年間最優秀アルバム賞をはじめ16のグラミー賞を得て一時代を築いた様な曲を作詞作曲し世界を魅了した孤高のミュージシャン、その作曲のプロセスを全く描いていなかったのは大きな不満。
調べてみると、ジャクソン5の時代から、あてがわれた曲歌いへの不満から所属事務所も変えて、自分たちそしてマイメル自身の曲作りを目指した長い闘いがあった。そして、マイケルはメロディだけでなく、ドラム、べース、ギター、コーラスも全部口ずさんで後で合わせるという独特の作曲方法をとっていたらしい。
そういった映画向きにも思えるものも一切使わず、チンパンジーペット・ネタなどに終始したのは、創作者としてのマイケルへの脚本家や監督の敬意や愛のなさの表れなのだろうか?とても残念。
監督アントワン・フークア、製作グレアム・キング ジョン・ブランカ ジョン・マクレイン、
製作総指揮リディア・シルバーマン、脚本ジョン・ローガン、撮影ディオン・ビーブ、美術
バーバラ・リング、衣装マーシ・ロジャーズ、編集ジョン・オットマン ハリー・ユーン コンラッド・バフ、音楽監修ジョン・ウォーハースト、振付リッチ・タラウエガ トーン・タラウエガ。
出演
マイケル・ジャクソンジャファー・ジャクソン、キャサリン・ジャクソンニア・ロング、スザンヌ・ド・パッシーローラ・ハリアー、若き日のマイケルジュリアーノ・バルディ、ジョン・ブランカマイルズ・テラー、ジョセフ・ジャクソンコールマン・ドミンゴ、クインシー・ジョーンズケンドリック・サンプソン、ビル・ブレイケイリン・ダレル・ジョーンズ、
ラトーヤ・ジャクソンジェシカ・スーラ、ベリー・ゴーディラレンツ・テイト、ジャーメイン・ジャクソンジャマル・ヘンダーソン、ティト・ジャクソンライアン・ヒル、マーロン・ジャクソン。
