フイナムでその動向を定期的に追いかけてきた写真家の名越啓介が、ついにというかようやくというか、自身のギャラリーオープンします。

    その名も「754 GALLERY」。

    『「754」で「なごし」ですね(笑)。ちょっとダサいくらいがいいなと思って』とは本人談。

    約6畳ほどのこぢんまりとした空間にはやわらかな自然光が入ります。名越自らがカメラならぬペンキと刷毛を手に取り、つくりあげた場所だそう。

    人と向き合い、その場を共有することを大切にしてきた名越だからこそ、ついに構えたこの城でも、訪れる人と時間をともにし会話を交わすことを何よりも重視したいという思いがあるとのこと。

    「全てが初めての事でした。作家活動とは180度違う脳みそをフル回転させながらみえてきた世界は、知恵と情熱、経験や勇気、直感はたまた冒険という価値感に向き合うことになりました。相手を思いやる心を友人がら学び、心が折れそうな時も大切な人に助けられてきたことは、写真を撮る行為の延長線上にあることを改めて身にしみるほど感じさせられました。自分自身がこの経験で学んだ事を肥やしとし、新しい作品から過去の未発表作品まで、死ぬまでに見せきれない作品達を、今の視点で再編集し皆様と語らいながら共有できる空間にできたらと思っています。」

    常に空いているわけではないので、下記の日程のオープニングパーティにて、まずは名越と対話してみてはどうでしょうか?

    INFORMATION

    754 GALLERY

    住所:東京都目黒区中央町1-1-3
    不定休、完全予約制
    インスタグラム

    オープニングパーティー
    日程:7月24日(金)18時~21時、25日(土)、26日(日)16時~21時

    名越啓介
    1977年奈良県生まれ。大阪芸術大学卒業。19歳で単身渡米し、スクワッターとの共同生活を送りながら撮影を始める。その後アジア各国を巡り、2006年に写真集『EXCUSE ME』を発表。以来、世界各地の辺境地域やマイノリティー・コミュニティーに深く入り込み、寝食を共にしながら撮影を行う独自のスタイルを続ける。国内外の雑誌、広告、カタログなどで活動する一方、写真集『CHICANO』(2008年)、『SMOKEY MOUNTAIN』(2011年)、『BLUE FIRE』(2014年)を刊行。初めて日本国内を題材とした『Familia 保見団地』(2016年)で「写真の会」賞を受賞。同作は、2023 年公開の映画『ファミリア』(監督:成島出/主演:役所広司)の原作の一部となった。その後も『バガボンド インド・クンブメーラ 聖者の疾走』(2019年)、『ALL.』(2021年)、『よあけ』(2023年)を発表。『よあけ』では、自身の祖先ゆかりの土地を中心に撮影を行った。最新作は、トゥアレグ族とともにサハラ砂漠を旅しながら制作した写真集『DUNE』(2025年)。ヨーロッパを代表するフォトジャーナリズム誌『GEO Magazine N°533』(2023年) にて作品が掲載される。

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