清水崇監督の最新作『だぁれかさんとアソぼ?』(7月24日公開)の公開前夜祭が7月23日に丸の内ピカデリーで行われ、映画単独初主演にしてホラー初挑戦を果たした鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)をはじめ、星乃あんな、大西利空、向井怜衣、小國舞羽、室はんな、穂紫朋子、清水監督が出席。FRUITS ZIPPERから愛のこもったサプライズメッセージが届き、鎮西が温かな涙を流した。
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本作は、若者の間で密かに流行る、“絶対にやってはいけない遊び”が実行された事がきっかけで、心理カウンセラーの平瀬小春(鎮西)が妹の菜々美(星乃)と共に抗えない恐怖の連鎖へと引きずり込まれていく学園ホラー映画。
上映前の会場に姿を現した鎮西は、「いよいよ明日、公開。こうして誰一人呪われることなく、公開できることがすごくうれしいです」とお茶目ににっこり。「私にとっては、人生で最初で最後の単独主演映画が公開されるという、本当に特別な日。そういう日を皆さんと一緒に過ごすことができて、とてもうれしいです」と続けると、「最後」という言葉に反応した清水監督から「もう女優業、嫌なのかと思った!」とツッコミが入り、会場も大笑い。鎮西は、初めての単独主演映画が公開されるという日は一度きりだと訂正しながら、照れ笑いをのぞかせていた。
鎮西は、アイドル活動で見せる明るいイメージを封印して、事件の起きた高校へ派遣される心理カウンセラーの小春役を熱演した。これまでの道のりについて、鎮西は「この作品の話を伺ったのが、昨年の9月ごろ。そこからクランクインが2月末で、4月頭にクランクアップ。そしてもう公開。昨年の今ごろはなにも知ることがなかったというのが、すごく衝撃的」と回顧。「その裏でたくさんの方々が、この作品をつくりあげるために一生懸命に動いてくださっていた」と感謝を込めた。
さらに「アイドル活動を4年ぐらいやっているんですが、“カワイイ”を封印するというのは、簡単にできると思っていた。でもやっぱり染み付いているもので(笑)」と新境地への想いを吐露しつつ、「“難しいな”と思うこともありましたし、監督にも『ちょっと、“カワイイ”が出ちゃっているよ』『FRUITS ZIPPERが出ちゃっているよ』と言われることもありましたが、作品を観ていただいた方には、“カワイイ”ではなく、“怖イイ”私や、みんなのことを観ていただけると思う」と胸を張った。
「差し入れもいっぱいしました!」と声を弾ませた鎮西だが、和やかな清水組だからこそ、座長を務められたと感無量の面持ち。ステージには、そんな鎮西に向けて、本作とのコラボソング「センセーション」を担当するFRUITS ZIPPERメンバーからサプライズメッセージ映像が到着する場面もあった。「おすずー!舞台挨拶、頑張っていますかー!」とスクリーンにメンバーの姿が映し出され、トップバッターとなった仲川瑠夏が「弱音を吐かずに頑張っていて、すごく偉かったよ。よしよし」と言葉を紡ぎ始めると、早くも鎮西の頬を涙がつたった。
早瀬ノエルは「特に忙しい時期だったと思う。頑張っていたのをすごく見ていたので、ホラー映画は苦手だけどみんなで観に行きたい。本当に本当に、おめでとう」、櫻井優衣は「一生懸命に頑張る姿に、私も頑張ろうって思いました。そして、主演なのがすごくうれしいよ」とメンバーが大役をやり遂げたことを誇らしげに語る。映画に挑む鎮西を近くで目の当たりにしながら「たくましいな、カッコいいな、おすずと同じグループで活動できて本当にうれしいなと思った」という月足天音は、「この映画がたくさんの方に愛されることを祈っています」とエールを送った。松本かれんも奮闘していた鎮西の姿に触れながら、「いっぱい誉めたいなって思ったし、たくさん尊敬します!」と大絶賛。真中まなは「デビュー当時からずっと、私たちのことをすごくいろいろな方向で引っ張ってくれるおすず」と切り出すと、こちらも涙。泣きすぎる真中を見て、鎮西は「なにを言っているかわからない」と涙を流しながらも楽しそうにツッコミを入れて、会場を温かな笑いで包んだ。
「人前で大号泣してしまった。まさかこんな動画を事前に撮ってくれていると思ってなかった。すごくうれしい」と驚いた鎮西は、「1人目から涙が止まらなかったけれど、最後の真中まなが私以上に泣いていて。なにを言っているかもちょっと聞こえなかったので、あとでデータいただいて、しっかり聞きたいと思う」と笑顔で希望。「いつも一緒に、いろいろなことを乗り越えてきた仲間たち。みんなもすごく忙しいのに『頑張っていて、偉いね』とかそういう言葉をかけてくれるだけで、 映画の撮影期間もすごく支えになっていました。6人がいてくれたから、こうして最後まで走り切ることができた。その当時のことを思い出して、すごくグッときました」と胸を熱くしていた。
FRUITS ZIPPERの絆を感じさせるやり取りに、会場では涙をぬぐうファンの姿も見られるなど、感動的なひとときとなった公開前夜祭。最後に鎮西はホラー映画でありつつ、心が温かくなるドラマが散りばめられていると完成作をアピールしながら、「全人類、宇宙人まで届くといいなと思います」と呼びかけて、大きな拍手を浴びていた。
取材・文/成田おり枝
