2016年公開のアカデミー賞受賞ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』の公式ポスターが、公開10周年を機に修正された。
変更されたのは、エマ・ストーンさんと踊るライアン・ゴズリングさんの手の角度。従来のポスターでは水平方向に手首から折れていた手が、新たに公開されたポスターでは上方へ伸びるように修正されている。
米映画会社・Lionsgate(ライオンズゲート)は、今後この新版を『ラ・ラ・ランド』の公式ポスターとして使用するという。米メディア「The Hollywood Reporter」などが報じている(外部リンク)。
作中の名場面を採用した『ラ・ラ・ランド』ポスター、よく見ると……
『ラ・ラ・ランド』は、デイミアン・チャゼル監督が手がけたミュージカル映画。ロサンゼルスを舞台に、俳優を目指すミアと、ジャズピアニストのセバスチャンが夢と恋の間で揺れ動く姿を描いた作品だ。
『ラ・ラ・ランド』予告
今回修正されたポスターには、夕暮れの街を背景に、ミアとセバスチャンが踊る作中の名場面が使用されている。
しかし、ライアン・ゴズリングさんは以前から、ポスターに採用された自身の手の形を後悔していると明かしていた。
公開当時の映画『ラ・ラ・ランド』ポスター。ライアン・ゴズリングさんの手の角度は水平/画像は公式Xより
2024年に公開された米メディア「WSJ. Style」のインタビューによれば、撮影時には本来、エマ・ストーンさんと共に手を上へ伸ばす予定だったという。
ところがライアン・ゴズリングさんは、横向きに倒したほうがかっこいいと考え、周囲の忠告を押し切って手の角度を変更。結果として、その瞬間が世界中で使用される映画のポスターになってしまった。
今回修正された映画『ラ・ラ・ランド』のポスター。ライアン・ゴズリングさんの手がピンと上に伸びている/画像は公式Xより
ライアン・ゴズリングを悩ませた「La La Hand」
ライアン・ゴズリングさんは、手を横へ倒したことでダンスが持つエネルギーを損なってしまったと振り返り、この形を「La La Hand」と命名。「今も自分を悩ませている瞬間」と冗談めかして語っていた。
「WSJ. Style」のインタビューに答えるライアン・ゴズリングさん
インタビューでは、その手つきについてぎこちない仕草を意味する「ハンバーガーハンド」と表現する一幕もあり、ライアン・ゴズリングさん自身の後悔と共に、長年ファンや映画広報からいじられるポイントになっていた。
また、ライアン・ゴズリングさんは映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のプロモーションでも、『ラ・ラ・ランド』のポーズを再現。今度は手をまっすぐ上へ伸ばし、過去のポスターを修正するかのような映像を公開していた。
映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のプロモーション画像。もはや定番ネタだ/画像は公式Instagramより
そして公開から10年。新たなポスターでは、ライアン・ゴズリングさんの右腕と指先が、エマ・ストーンさんと同じように空へ向かって伸びている。
『ラ・ラ・ランド』は公開10周年を記念し、米国で8月16日(日)から再上映。そちらでもこのポスターが使用されるようだ。

1990年生まれの地方在住。インターネットに青春時代を持っていかれた。VRとesportsが関心領域。最近はnoteを拠点に活動している。

