【レポート】<YOSHIKI CLASSICAL 2026>米LAウォルト・ディズニー・コンサートホールから本格的な世界再始動

    YOSHIKIが現地時間7月16日(木)17日(金)の2夜にわたり、米ロサンゼルスの名門ウォルト・ディズニー・コンサートホールで開催した<YOSHIKI CLASSICAL 2026 IN LOS ANGELES AT WALT DISNEY CONCERT HALL “SCARLET NIGHT & VIOLET NIGHT”>が、両公演ともにソールドアウトのうえ大盛況で幕を閉じた。オフィシャルからのレポートをお届けする。

    ◆ライブ写真

    今回の公演は、YOSHIKIが2024年に受けた3度目の頸椎手術から本格復帰を果たして以降、初めてアメリカで開催したクラシカルコンサート。4月の東京公演に続き、本格的な世界再始動を象徴するステージとなった。

    初日<SCARLET NIGHT>には、グラミー賞を2度受賞した世界的ロックバンドKORNのフロントマン、ジョナサン・デイヴィスと、ジェーンズ・アディクションのフロントマンであり、世界的音楽フェスティバル「ロラパルーザ」の創設者としても知られるペリー・ファレルが友情出演。2夜目<VIOLET NIGHT>には、ジョナサン・デイヴィスに加え、グラミー賞に5度ノミネートされた世界的ヴォーカリスト、ジョシュ・グローバンが友情出演した。

    YOSHIKIは、自身の代表曲やX JAPANの楽曲、クラシックの名曲、新曲「La Senna」を、ピアノ、ドラム、DJプレイ、オーケストラによる壮大なスケールで披露。繊細なピアノの旋律から迫力に満ちたドラムパフォーマンスまで、静と動が交錯するステージに、満員の客席から大歓声と惜しみない拍手が送られた。これまで観客として訪れていたウォルト・ディズニー・コンサートホールの舞台に立ったYOSHIKIは、「皆さんが僕の夢を叶えてくれた」と観客へ感謝を伝えた。

    初日のゲスト、ペリー・ファレルとは、10ccの名曲「I’m not in Love」を披露。ペリーが長年オーケストラとの共演を夢見ていた同曲を、YOSHIKIがピアノとオーケストラによる繊細かつドラマティックなアレンジへと再構築した。

    ペリーは、この共演を「まるで神が、この瞬間のために僕たちを引き合わせてくれたようだった」と表現。亡きhideがジェーンズ・アディクションの熱烈なファンであり、かつてYOSHIKIとともに同バンドの公演を観ていたことも明かされ、YOSHIKIは「今夜、僕の夢の一つが叶った」と語った。

    ジョナサン・デイヴィスとは、KORNの代表曲「Freak On A Leash」で共演。激しく重厚な原曲を、ピアノとオーケストラを軸としたドラマティックな構成へと再構築し、ジョナサンも「このアレンジが本当に気に入っている」と称賛した。

    さらに、YOSHIKIとジョナサンによるドラムセッションへと展開。クラシカルコンサートの既成概念を鮮やかに覆す予想外の演出に、満員の客席は総立ちとなり、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。

    ステージ上では、2人がともに幼少期に重度の喘息を患っていたことも明かされた。音楽を支えに困難を乗り越えた2人が、世界的アーティストとなって同じ舞台に立つ姿は、この共演にさらなる深みを与えた。

    2夜目「VIOLET NIGHT」では、ジョシュ・グローバンが名曲「Over the Rainbow」に続き、YOSHIKIの代表曲「Forever Love」を日本語で歌唱するサプライズが実現した。

    2人は約15年前に出会い、以来親交を深めてきた。今年2月にはYOSHIKIがジョシュの東京公演を訪れており、今回はジョシュのホームタウンであるロサンゼルスで再共演。ジョシュは「ここでまた共演できることをとても光栄に思う」と語った。

    「Over the Rainbow」の演奏後には、ジョシュがYOSHIKIの演奏を称賛。続く「Forever Love」では、日本語で歌うジョシュの豊かで深みのある歌声と、YOSHIKIの繊細なピアノ、壮麗なオーケストラが重なり、会場は驚きと深い感動に包まれた。

    さらに「ART OF LIFE」では、YOSHIKIがDJプレイを披露し、オーケストラとエレクトロニックなサウンドを融合。ピアノ、ドラム、DJプレイ、オーケストラ、そして世界的アーティストとの共演を自在に交差させた独創的な構成と演出は、既存のクラシカルコンサートの枠を超え、『YOSHIKI CLASSICAL』の新境地を鮮烈に印象づけた。

    またYOSHIKIは、3度目の頸椎手術後、立ち上がることさえ困難な状態からリハビリを重ね、再びドラムを演奏できるまでに回復したことを明かした。「奇跡は起こり得る。でも、ただ待つのではなく、自らつかみにいかなければならない」と語りかけると、客席から大きな拍手が送られた。

    公演終盤には、亡きバンドメンバーや両親をはじめ、大切な人々への思いを演奏に込め、「皆さんが支えてくれたから、僕は今もこのステージに立っている」とファンへ感謝を伝えた。

    最後に披露された「ENDLESS RAIN」では、観客が一斉にスマートフォンのライトを灯し、無数の光がウォルト・ディズニー・コンサートホールを包み込んだ。星空を思わせる幻想的な光景の中、観客の歌声が会場全体へと広がり、国籍や世代を超えてステージと客席が一つに。演奏後も拍手と歓声は鳴り止まず、会場がスタンディングオベーションに包まれる中、2夜にわたる公演は深い感動と余韻の中で幕を閉じた。

    (Photo by Eric Charbonneau/A LIST Media Entertainment via Getty Images)

    ■セットリスト<YOSHIKI CLASSICAL 2026 IN LOS ANGELES AT WALT DISNEY CONCERT HALL “SCARLET NIGHT & VIOLET NIGHT”>

    SCARLET NIGHT
    日程:現地時間2026年7月16日(木) ソールドアウト
    スペシャルゲスト:ジョナサン・デイヴィス(KORN)、ペリー・ファレル

    VIOLET NIGHT
    日程:現地時間2026年7月17日(金) ソールドアウト
    スペシャルゲスト:ジョナサン・デイヴィス(KORN)、ジョシュ・グローバン

    7月16日(木)SCARLET NIGHT
    ACT 1
    1​. DAHLIA
    2​. Kurenai
    3​. Amethyst(Beverly)
    4​. Kiss the Sky(Beverly)
    5​. I’m not in Love(Perry Farrell)
    6​. Chopin Nocturne in C-sharp Minor
    7​. La Senna(Larissa)

    ACT 2
    8​. JADE
    9​. Larmes
    10​. Bach – Air on the G String 
    11​. DRUM SOLO
    12​. Gorecki – Symfonia pieśni żałosnych(Larissa)
    13​. Say Anything
    14​. Miracle
    15​. Swan Lake
    16​. Freak On A Leash(Jonathan Davis)
    17​. Tears
    18​. Red Swan(Beverly)
    19​. ART OF LIFE
    20​. ENDLESS RAIN

    7月17日(金)VIOLET NIGHT
    ACT 1
    1​. Silent Jealousy
    2​. Kurenai
    3​. Rosa(Beverly)
    4​. Kiss the Sky(Beverly)
    5​. Over the Rainbow(Josh Groban)
    6​. Forever Love(Josh Groban)
    7​. Chopin Nocturne in C-sharp Minor
    8​. La Senna(Larissa)

    ACT 2
    9​. Rusty Nail
    10​. Larmes
    11​. Bach – Air on the G String
    12​. DRUM SOLO
    13​. Gorecki – Symfonia pieśni żałosnych(Larissa)
    14​. Say Anything
    15​. Miracle(Larissa)
    16​. Swan Lake
    17​. Freak On A Leash(Jonathan Davis)
    18​. Tears
    19​. Red Swan(Beverly)
    20​. ART OF LIFE
    21​. ENDLESS RAIN

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