サブスク型ファッションレンタルサービスを構築 エアークローゼット 【9557・グロース市場】

    ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット、略称:エアクロ)」は、利用者が好みやサイズなどを登録すると、スタイリストがその人に合わせた洋服を選び、自宅に配送されるという月額制サービスだ。返却期限は設けられておらず、クリーニングも不要。返送すればまた新たな服が届くという、ユーザーの使い勝手を重視した、サブスクリプション型のシンプルな仕組みが特徴だ。大量の在庫とその管理が求められるこのサブスクのレンタルサービスは投資先行型ビジネスだが、運営会社のエアークローゼットは2025年6月期に初の最終黒字化を達成。創業以来11年、株式上場後3年にして大きな節目を迎えた。

    エアークローゼット-天沼 聰

    天沼 聰(あまぬま・さとし)

    社長

    1979年生まれ。千葉県出身。英ロンドン大学卒業後、2003年にアビームコンサルティングに入社し、IT・戦略系のコンサルタントとして約9年間従事。11年より楽天(現楽天グループ)で、UI/UXに特化したWebのグローバルマネージャーを務める。14年にエアークローゼットを創業。同社代表取締役社長兼CEO(現任)。

    コア層は30代~40代の忙しい女性

    「エアークローゼット」の顧客ターゲットはファッションになかなか時間を割くことができない、働く女性や子育てをする女性。顧客のコア層は30代後半から40代。そのうち、働く女性が9割、子どもを持つ女性が5割以上だという。天沼聰社長が語る。

    「限られた24時間の中で、人は優先順位を決めて活動します。特に忙しい女性が時間がなくて諦めてしまっているものに、ファッションとの出会いがあると思うんです。服をインターネットで探したり買いに行く時間を我々が担うので、他に時間を使ってくださいという、時間価値を最大化するためのサービスがエアークローゼットなのです」

    ▲コーディネート例。月額料金プランで届くのはトップス、ボトムス、ワンピースだ

    料金プランは「ライト」「レギュラー」「ライトプラス」の3種があり、月額料金は7980円、1万980円、1万3980円。たとえば「レギュラー」だと、トップス2点・ボトムス1点、あるいはトップス1点・ボトムス1点・ワンピース1点という3着セットが届く。返送すれば新たに違う3着セットが届き、月に何度でも利用することができる。利用者は毎年順調に増えており、2025年6月末時点で月額会員は約4万人。取り扱うのは50万着300ブランド、スタイリストは300名が在籍する。

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