「ZERO」は原点、希望

    ――そして7月15日、デビューシングル『ZERO』をリリースされます。タイトルにはどんな思いを込めたのでしょうか。

    TOMOKI:表題曲はコンポーザーのUTAさんにタイトル含めて作っていただきました。前提として、「FOREVER BLUE」は「挫折から次のステップへ」というテーマがあって、モノクロから青という色が付いた歌だったと思っていて。「ZERO」はそれよりも明るいものがいいですという思いを伝えて、作っていただいたものです。出だしから「FOREVER BLUE」よりも希望に満ちている感じの楽曲ですし、「ZERO」というタイトルではありますが、デビューして一歩踏み出す感じがありますよね。TAGRIGHTとしての原点となる楽曲として、「ZERO」というタイトルがあるのかなと解釈しています。

    ――なるほど。『TAGRIGHT -Season2- はじまりの記録』を拝見すると、デビュー曲の方向性がなかなか決まらないという場面がありましたが、「ZERO」を最初に聴いた時はどう感じましたか?

    TOMOKI:本当に方向性については悩みました。それはTAGRIGHTとしての楽曲の色を探しきれていなかったからなのですが、プレデビュー期間で自分たちのカラーを見つけることができて。それに一番近いのはUTAさんが作ってくださった「ZERO」です。

    DAISUKE:なかなか決まらずに悩んでいた中で、救世主となってくれました。

    DAIGO:これまでの奇跡やこれから始まる希望が詰まっていて、デビュー曲にぴったりだと思いました。

    DAISUKE:“ZERO”って、一見マイナスな言葉にも聞こえますが、この曲に関してはプラスの意味しかなくて。これから「1」を作っていくという希望が感じられました。

    ――「ここの歌詞が好き」というパートも多いのでは?

    SHION:自分のパートの〈24〉が好きです。白紙になってしまったデビュー予定のグループが「24組」という名前だったので、そこを歌わせてもらえたのは嬉しかったです。それと個人的に好きなのが、ダンスブレイク前のKAIRIのパート。〈重ねた音色奏でよう〉のところは歌声も含めて好き。ダンスブレイクにいく助走のような感じで、聴いていてすごく気持ちいいです。

    KAIRI:(淡々と)嬉しいですね。

    SHION:感想薄くない!?(笑)

    KAIRI:いやいや(笑)。でも、そこは僕もすごく表現しやすいです。そのパートに限らずなのですが、「ZERO」は自分が感じたことがある感情や記憶の一部として描かれた歌詞という感覚があって、頑張って見せようとしなくても素で表現できる気がしていて。「ZERO」を歌って踊っている瞬間がすごく好きです。

    ――レコーディングはUTAさんがディレクションされていましたが、もらった言葉の中で印象に残っているものはありますか?

    JAY:僕は出だしを担当しているのですが、〈何もない部屋〉の「な」が難しくて。僕は歌をSNSに投稿していましたが、当時はR&Bを歌うことが多かったんです。なのでPOPSをあまりやったことがなくて。スキル的な部分もまだまだですが、感情を落とし込むことの難しさを感じていました。そんな時にUTAさんが「スキルも大事だけど、歌詞に入り込むことを想像して歌ってみて」と仰ってくださって。改めて歌詞を理解することの重要性を知れて、すごく勉強になりました。

    SEIMA:僕は英語の発音についてですね。たとえば、〈vibe〉という単語。今までは普通に「バイブ」と発音していましたが、UTAさんから上の前歯を下唇に当てると教えていただきました。細かな部分を丁寧に教えてくださったのがありがたかったですね。次の曲にも活かせそうですし、いい学びがありました。早く次の曲をやりたいと思うくらいですが、まずはデビューに向けて頑張っていきたいです。あ、ここは(若松世真、拳を突き上げる)と書いておいてください!

    波乱のMV撮影

    ――承知しました(笑)。そして、MVの撮影も終わっているそうですね。

    KAIRI:はい。僕はコケました!

    SEIMA:サビは全員で走るシーンなのですが、そこでKAIRIくんが思いっきりコケていて。

    JAY:草原だったのですが、草が結構高くて深くなっているところが見えなかったみたいです。

    KAIRI:靴が両足脱げました(笑)。

    TOMOKI:僕はドローンに追撃されかけました。小型ドローンと大型ドローンで撮影をしたのですが、小型の方がかなり俊敏に、かつ僕らの顔スレスレを飛んでいたんです。それにビビらないで撮るというのも難しかったのですが、やっぱりかなり細かな操作になるので操縦が難しいみたいで。ぶつかりそうになったので、『マトリックス』みたいな体勢で避けました。

    SEIMA:避けてなかったら多分当たっていましたね。

    TOMOKI:僕の後ろにKAIRIがいて、僕が避けた流れ弾がKAIRIに当たるかと思ったのですが、見事交わしていました。

    SEIMA:“YOKE(避け)RIGHT”!

    KAIRI:映像ないのかな? もしビハインドが出たらチェックしてみてください!

    ▲「ZERO」MV

    ――大変(?)な撮影だったようですが、見どころはどこになりそうですか?

    TOMOKI:サビのフリースタイルじゃない? ね、JAY。

    JAY:あー、あそこね。僕、フリースタイルってやったことがなかったんですよ。持ち時間の中で好きに動いてくださいという指示だったのですが、踊れないのでその数秒がかなり長く感じました。他のメンバーは簡単に踊れてしまうですが、自分は全然できなくて。「じゃあ座った体勢から始めてみよう」とヒントをいただきましたが、そこからどうしたらいいかわからなくて結局30秒くらいずっと座っていました(笑)。

    SHION:そこがポイントって言っていいの?

    JAY:大丈夫、大丈夫(笑)。頑張って捻りに捻りだして、2秒くらいは使われていると思うんで、探してみてください!

    DAIGO:あとは衣装も見どころです。今回は真っ白な衣装で、「ZERO」で白紙の状態を表しています。そこにスタイリストさんが絵の具を使って、その場でペイントをしてくれました。人によっては、顔にもペイントをしています。

    TOMOKI:この曲ってJAYが歌い始めじゃないですか。なので、JAYの手に絵の具がついていて、それで僕の顔に触れた瞬間目覚めていく、という流れなんです。でも、やり直しが効かないので一発勝負。変な付け方されたらどうしよう、と思っていました(笑)。

    JAY:付け方をミスったら、そのままTOMOKIくんのビンタが飛んでくるところでした(笑)。

    TOMOKI:ビンタする準備をしていたのですが、JAYが完璧すぎて。監督もスタッフさんも感動していました。「え、この道のプロ、やってた?」と言われていましたね。

    JAY:一発で決められてよかったです。

    DAISUKE:色がカラフルでかわいいよね。

    SHION:カラフルな気球の中でも踊ってます。

    ――MVの公開が楽しみです。他にも「BINGO」と「Bright」も収録されていますが、それぞれのおすすめポイントを教えてください。

    DAISUKE:「BINGO」は振り付けですね。サビでリフレインするパートがあるのですが、パフォーマンスする時の振りと、手振りの2パターンがあるんです。(軽く踊りながら)この手振りは両手を使っていてTikTokでも踊れそう。かわいいので真似してみてほしいです。

    ――その手振りは何を表しているんですか?

    DAISUKE:これはビンゴカードに穴を開けています。ちょっと難しいかもしれませんが、ぜひ覚えてチャレンジしてみてほしいです。

    DAIGO:TAGRIGHTにはなかったような楽曲ですし、ちょっと演技っぽい部分もあるんですよね。パフォーマンスを見たら、一人ひとりをじっくり見たくなるような感じ。この時このメンバーは何をしているんだろう、こっちでは違うことしているな、みたいな見どころがたくさんあります。

    DAISUKE:驚く顔や怒ってる顔などいろんな表情があって、1曲を通して喜怒哀楽が見えています。

    TOMOKI:「Bright」は新しいTAGRIGHTが見えていると思います。僕たちの楽曲は等身大であったり、リアル感が強い曲が多いのですが、「Bright」はファンタジー要素があるというか。引き続きTAGRIGHTとしてのカラーはあるのですが、少しジャンルが違うんですよね。たとえば「FOREVER BLUE」と「ZERO」、「BINGO」と「TOUCH」というようにカテゴライズしていくと、「Bright」はまた別カテゴリーなのかなと思っていて。TAGRIGHTの楽曲のカテゴリーが一つ増えた感覚があります。

    現在、そして未来のTAGRIGHT

    ――ありがとうございます。では、現在のみなさんに自身についても少しだけ聞かせてください。TAGRIGHTは“個性”がキーワードになっているグループですよね。それぞれ自分の個性を磨くためにやっていることはありますか?

    DAISUKE:僕の個性は「真っ直ぐさ」だと思っているのですが、ずっとポジティブでいるように心掛けています。これは悪い意味ではないのですが、適度に適当に生きるとポジティブになれる気がしていて。これは僕だけかも知れませんが、楽に生きられるんですよね。といっても、考えることを放棄するのはダメですよ? そうではなく、過ぎたことは切り替えて、次にどうするかを考えるマインドを持つようにしています。それと、チームにいる時はマイナスなことは言わない。それは意識していますね。

    SHION:僕は体型キープを頑張っています。

    DAISUKE:僕と違ってSHIONはめちゃくちゃストイックです。

    SHION:ご飯は気をつけていますね。油そばを食べない、とか。うちのメンバーはみんな油そばが大好きなんですよ。でも、僕は一緒に行かずに、1人で回転寿司を食べに行っています。というのも、僕が一緒に行ったとしても食べるのを我慢して不機嫌になっていたら嫌じゃないですか。それなら一人で回転寿司に行ったほうがいいよなって。そんな感じでビジュアルキープは頑張っていますね。

    KAIRI:個性と繋がるかわからないですが、走ることは今も頑張っています。練習生をしていた頃の習慣で走ることが好きなんですよね。体力面が鍛えられるのはもちろんなのですが、忍耐力、精神力がつくのがいいなと思っていて。嫌なことがあった時も走ったらスッキリしますし、思い返せば不調な時は走っていない時期だったりするんです。なので、走ることは大事にしています。

    ――それぞれ努力をされていらっしゃるのですね。そして、デビューシングル『ZERO』でBillboard JAPAN1位を目標に掲げていただいています。現状の自信のほどはいかがでしょうか。

    TOMOKI:結果は蓋を開けてみないとわからないですが、こうして言葉にすることと目標に対してアプローチし続けることは大事だと思っています。結果がどうなるかわかりませんが、目標設定をしたことでできた努力もあったと思いますし、もしダメだったらその後の対策をどうすればいいかも考えやすいと思っていて。「井の中の蛙」にならないための良いきっかけになっているのかな、と。自分たちがデビューをしてボーイズグループとして歩んでいく中で、すごくいいことなんじゃないかなと思っています。

    SHION:みんなで1位を目指している真っ最中なので、まだまだやるべきことがたくさんあると思っていて。とはいえ、そこばかりを見てしまうとファンの方への接し方や本来やるべきことを見失ってしまうと思うんです。なので、あくまでも「目標」。自分たちの音楽をやり続けたいという思いは全員の根底にあるものなので、そこは曲げずに頑張り続けたいです。

    TOMOKI:そうですね。で、最後はうちの若松が締めてくれます。

    SEIMA:なんで俺!? おかしいでしょ!

    SHION:俺が締めるよ。(テープレコーダーに近づいて)Billboard JAPAN1位を目指しますので、応援よろしくお願いします!

    一同:頑張るぞ、おー!!

    リリース情報

    「jk」

    『ZERO』
    2026/7/15 RELEASE

    関連リンク

    Share.

    Comments are closed.