7月10日から7月12日までの全国映画動員ランキングが発表。前週、洋画作品として歴代No. 1の爆発的なオープニング成績をたたきだし首位デビューを飾ったディズニー&ピクサーの最新作『トイ・ストーリー5』(公開中)が、今週も圧倒的なリードを保って2週連続Vを達成した。
『アナ雪2』『ズートピア2』超えの可能性は?
配給元が掲げる「興収200億円超え」の壁は高いのか否か…[c]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『トイ・ストーリー5』の公開2週目の週末3日間の成績は、観客動員が115万7164人、興行収入が16億8304万5560円と、2週連続で動員100万人超えの週末を過ごすことに成功。前週対比はおよそ70%で、公開10日間の累計成績では動員337万2948人、興収49億4148万8630円。公開11日目の7月13日には、興収50億円に達している見込みだ。
公開11日間での興収50億円到達は、ディズニーおよびピクサー作品としては史上最速ペース。最終興収100億円を突破した前作『トイ・ストーリー4』(19)は公開16日間で到達していたので、それを大幅に更新。また、週末成績がずば抜けていることは言うまでもないが、累計成績と初週・2週目の週末成績から考えるに、平日も1日あたり平均14万人以上を動員している計算になる。この先、夏休みに突入すればより平日の安定感も増していくことだろう。
“洋画史上No. 1”だったオープニング対比70%!この勢いはどこまで続くのか[c]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
前週の当記事でも触れた通り、シリーズ3作連続の興収100億円突破はほぼ達成されると見て間違いなさそう。配給からは「最終興収200億円超えも射程圏内」と打ち出されているが、より現実的なラインは最終興収133億7000万円を記録した『アナと雪の女王2』(19)や、最終興収157億4000万円を記録した『ズートピア2』(25)あたりか。この2作と推移状況を比較してみることにしよう。
初週末3日間の成績はもちろん『トイ・ストーリー5』がリード。2週目末の成績を見ると、『アナと雪の女王2』は“映画の日”と重なっていたため正確な比較はできないが、『ズートピア2』は動員116万1000人&興収16億2400万円。公開10日間の累計成績では『アナと雪の女王2』が動員338万人&興収43億円、『ズートピア2』が同301万5156人&42億8314万円。総じて同じぐらいのペースで推移しており、だとすればIMAXなどの特殊フォーマットが好調な『トイ・ストーリー5』の興収的な伸びしろはより大きいと判断できよう。
【写真を見る】大好評の特殊フォーマット上映が後押しとなるか?『ズートピア2』の推移と比較[c]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
しかしながらIMAXは現状、『Michael/マイケル』(公開中)と上映回数を分け合うような格好となっているが、次週末の『キングダム 魂の決戦』(7月17日公開)以降は毎週のように新作タイトルが控えており、上映回数の縮小はどうしたって免れない。8月に入ってからもいまの勢いを持続させ、上映回数を取り戻していけるかが飛躍のカギとなるはずだ。
