千葉雄大主演 モチロンプロデュース 新作舞台『二階堂朝陽は助けに来る』作•演出 細川徹インタビュー

    千葉雄大主演 モチロンプロデュース 新作舞台『二階堂朝陽は助けに来る』作•演出 細川徹インタビュー

    千葉雄大が主演を務める、モチロンプロデュースのオリジナル新作舞台『二階堂朝陽は助けに来る』が、10月よりEXシアター六本木、11月より大阪・富山にて上演。果てしなくくだらなく、その先になぜか感動の涙。男8人が熱量1000%、全力エンタテインメント!作・演出は、モチロンプロデュース『ドクター皆川〜手術成功5秒前〜』や、明治座『松平健芸能生活50周年記念公演』など松平健主演舞台を多く手掛け、笑いと人間ドラマを自在に操る細川徹。最新作となる本作は、笑いだけでなく感動をもたらす細川ワールド全開で、歌とダンスも掛け合わせた全力エンタテインメント。新作舞台『二階堂朝陽は助けに来る』について、細川徹さんに面白さや見どころなどを語っていただいた。

    ーー千葉雄大さんが演じる徹底的に人助けをするキャラクターですが、この設定にした理由をお聞かせください。

    細川:今の世の中は暗いムードがあるので、あえて「真っ直ぐなもの」をやりたい思いがありました。人間の暗い面がに惹きつけられる心理もありますが、「明るすぎる人」も強烈に人を惹きつけると思うんです。そんなエネルギーを持った主人公にしたいと考えました。

    ーーその他の登場人物たちも個性的ですね。会社にいそうな、ちょっと意地悪な人や、やたら几帳面な人、出世しなくていいから波風を立てないで物事を過ごして会社にいられればいいなと思う人など、多彩なキャラクターが登場します。

    細川:出演者が8人しか出ないので、それぞれ役割がある程度はっきりしてないと物語が作りづらいという面はあります。結果として、一人ひとりが思った以上に濃いキャラクターになってると思います。

    ーー皆川猿時さんが目一杯悪そうですが、愛嬌も感じられます(笑)。

    細川:これまで明治座での公演『暴れん坊将軍』などいくつかの舞台を手がけた中で、悪代官や腹黒い家老といったわかりやすい悪役を描いてきました。誰もが「やっつけたい!」と思うわかりやすい悪役を退治する面白さが、どこかで体の中に染みついているのかもしれません。その経験が、今回の現代劇における悪役の描き方にも良い影響を与えている気がします。

    ーー物語の舞台ですが、ウォーターサーバー会社にした理由はございますか?

    細川:調べてみるとウォーターサーバーの市場って意外に大きいんです。たしかに、いろんな場所に置かれてるなと。そこからだんだんアイディアが広がって、物語も膨らんでいきました。ウォーターサーバー会社に正解だったなと、手応えを感じています。

    ーー物語の展開、特に後半が昭和の時代劇、例えば『水戸黄門』『暴れん坊将軍』『銭形平次』を彷彿とさせます。あえて昭和の時代劇風にしてみた理由は?

    細川:実際に自分が時代劇の仕事をやってみて、その構造がやっぱり面白いなと思ったんですよね。今のエンタメ界では、昭和のわかりやすい時代劇のようなストレートな表現がカッコ悪いみたいな風潮になっていて、作品自体もほとんど見かけなくなりました。けれども、改めて見るととても楽しいんですよ。『暴れん坊将軍』なんて構造がすごくよくできてる。こうした勧善懲悪のわかりやすい物語は、現代のお客さんにも響くはず。昔ながらの優れた王道フォーマットを、今の時代に合う形でアップデートして活かしていきたい。そんな想いを作品に込めています。

    ーー最後の方はどこか懐かしい香港映画を思わせるような展開ですね。

    細川:クライマックスは間違いなく盛り上がります!昭和の時代劇やかつての香港のアクション映画がもつ、「誰もが理屈抜きで納得できる面白さ」を目指しています。若い世代には馴染みがないかもしれませんが、僕たちの世代には完全に染みついているものなので、自然と熱量が溢れ出てしまう。今の若い方が観ても、新鮮に楽しんでもらえるはずです。

    ーーネタバレにならない程度に、現時点での演出プランを教えてください。

    細川:会場となるEXシアター六本木は、普段ライブとかも多く行われている劇場です。お客さんを巻き込んで一緒に熱狂できるような、一体感のある劇場なんですよね。今回の舞台も、静かに鑑賞するというよりは、客席とステージが一緒になって盛り上がれる要素をつくりたいと考えています。

    ーー後半はお客さんからの笑い声や歓声が鳴り響く客席になりそうですね。

    細川:そうなるといいですよね。千葉雄大さん演じる二階堂というキャラクターがちゃんと愛されるようになって、劇場全体が盛り上がったら本当に素晴らしいと思います。今、そこを目指して執筆しています。この二階堂は、謙虚な人なんですよね。人助けをすることをあからさまにアピールせず、さりげなく人を助けて、さりげなく「じゃあ」って言っていなくなる…。ガンガン助ける人も好きなんですが、漫画『はぐれ雲』の主人公のように正体を隠して助けたりするキャラクターがたまらなく好きで、(笑)。観ている側が「早く自分の仕業だって言っちゃえばいいのに!」とムズムズしちゃう主人公なんです。『水戸黄門』の黄門様とか、『暴れん坊将軍』の徳川吉宗って、いかにも「成敗します」と堂々とするのとは真逆で、さらっと助けて、さらっといなくなるっていうところが美学です。その美学を貫いた先に、最高の爽快感が待っている結末に仕上がる予定です。

    ーーそれでは最後に読者に向けてメッセージを。

    細川:チラシを見て「このメンツ、面白そうだけどどんな舞台なんだろう?」と迷っているそこのあなた!本作は、とにかく「楽しさ」と「エンタメ」に100%特化した気楽な舞台です。舞台初めて観るという方でも、「舞台ってこんなに楽しいんだ!」と思ってもらえるくらいハードルは低いと思います。キャラクターの魅力もどんどん固まってきてて、手応えを感じています。嫌な気持ちになる悪い人は出てきません(笑)ぜひ劇場へ、純粋に笑いに来てください。お楽しみに!

    ーーありがとうございます。公演を楽しみにしています。

    概要
    タイトル:『⼆階堂朝陽は助けに来る』
    作・演出:細川 徹
    出演:千葉雄⼤、⼾塚純貴、牧島 輝、坂元愛登、
篠原悠伸、⽇⾼由起⼑、⼤⽔洋介(ラバーガール)、皆川猿時
    ⽇程・会場
    東京:2026年10月17日(土)〜11月1日(日)EX シアター六本木
    大阪:11月7日(土)〜9日(月)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
    富山:11月14日(土)〜15日(日)富山県民会館

    公式HP:https://mochiron-ltd.com/stage/nikaidoasahi

    企画・製作:モチロン/テレビ朝日

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