ミュウミュウ(MIU MIU)の、2026-27年秋冬コレクションを紹介。

    自分自身に焦点を当てる衣服 ミュウミュウ 2026-27年秋冬コレクション - 身体と心を包み、個に寄り添う衣服|写真31

    今季のミュウミュウが提案するのは、身体と心、そして“自分という存在”に向き合うための衣服。個の存在を際立たせ、着る人それぞれの“自己”を象徴するような衣服を探求した。衣服は単に身体を包み込むものであるばかりでなく、身体の中にある感情や自分自身の存在そのものにも寄り添うようなものであるという考え方が、クリエーションに反映されている。

    皮膚のようにそっと身体に添うウェア ミュウミュウ 2026-27年秋冬コレクション - 身体と心を包み、個に寄り添う衣服|写真17

    散見されたのは、シンプルでコンパクトなウェア。柔らかな皮膚のようにそっと身体に添うミニワンピースは、洗いをかけた軽快なファブリックやニット、細かくしわの刻まれたレザーなど、様々な素材で披露された。身体に意識の向くようなフィット、肌なじみの良い生地の風合いに、アンダーウェアのパーツを思わせるリボンも相まって、どこか親しみを覚えるような佇まいを見せている。

    ミュウミュウ 2026-27年秋冬コレクション - 身体と心を包み、個に寄り添う衣服|写真29

    シースルーの素材を重ねたミニワンピースやトップスは、クチュールライクなビーズ刺繍や波模様を描くスカラップ、プリーツ地など、一見すると断片的に思えるパーツを組み合わせることで、質感のコントラストを強調。多彩な要素を一体にすることで、ユニークであると同時に複雑さを持つ個の存在を浮き彫りにしている。

    ミュウミュウ 2026-27年秋冬コレクション - 身体と心を包み、個に寄り添う衣服|写真1

    テーラードジャケットや、プリーツのディテールを施したトップスは、ベルトの位置が高めに設定されているのが特徴。より一層しっかりと身体をホールドしているような、安心感をもたらしている。レザーブルゾンやナイロンパーカは短めの丈に仕立て、パンツはローライズに。ペンシルスカートもまた、身体と呼応するアイテムだ。

    あたたかな起毛感、経年変化のような加工も ミュウミュウ 2026-27年秋冬コレクション - 身体と心を包み、個に寄り添う衣服|写真6

    シアリングの帽子やコートのふんわりとしたライニングなど、温もりを感じる”起毛感”も今季のポイント。レザーライクな光沢と起毛感を併せ持つコートは、フェルトにキッドモヘアをプレス加工することで部分的に起毛させたデザインが目を引く。まるで段階的に経年変化したかのような、有機的な表情に仕上げている。

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