美術 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
ページをめくって図版の作品に触れた瞬間、鮮やかな青と黄が目に飛び込んでこなかっただろうか。次いで樹木などところどころに顔を出す緑が……。
19世紀後半、オランダで生まれ、フランスを主な活動の場とした後期印象派を代表する画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890年)の代名詞とも謳(うた)われる《夜のカフェテラス(フォルム広場)》だ。黄色く見えているのは明かりに照らされたカフェのテラスで、星が輝く夜空や家々は青に染まっている。それもとびきり美しい黄、青に、だ。
世界屈指のファン・ゴッホ・コレクションを誇るオランダのクレラー=ミュラー美術館が所蔵する傑作を、全国3会場で2回にわたって紹介するのがこの「大ゴッホ展」だ。第1期の最終会場でもある本展は、初期からパリ時代を経て、南仏アルルで鮮やかな色彩の対比や生き生きと躍動する力強い筆触を大きな特徴とする…
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週刊エコノミスト
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