アタッチメント(ATTACHMENT) 2027年春夏コレクションが2026年7月10日(金)、東京・天王洲アイルの寺田倉庫にて発表された。
「人と服のあいだ」を軽やかにデザイン
「人の内面を引き立てる服」をコンセプトに、人と服との関係性を見つめてきたデザイナー・榎本光希。今季は「Lightly」をテーマに、服を着たときに生まれる空気の流れや風、呼吸、動き、さらには着る人の気分までも含めた「人と服のあいだ」に着目し、その目に見えない余白をデザインした。
ランウェイには、インナーが透けるほど薄手の素材や空気をはらむ軽やかな生地を用いたウェアが並ぶ。手間を惜しまず仕立てながらも、それを感じさせない自然な佇まいも今季の特徴だ。近年の酷暑を背景に、風を受けて揺らぐ布の動きや身体に寄り添う軽やかな着心地を追求し、夏の日常に溶け込むミニマルウェアを提案する。
風に揺らぐ軽やかな素材
軽やかさをテーマに据えながらも、素材へのこだわりは健在。尾州産のシルクウールで仕立てたセットアップや、キュプラコットンのボイル素材を採用したブルゾンは、透け感を生かしながらも洗練された表情に仕上がっている。一方、テーマと対照的にも映るレザージャケットは、腕まくりできるほどに薄く漉くことで、レザー本来の存在感を残しつつ春夏仕様へとアップデートした。
トップスを引き立てるIラインシルエット
また、生地を薄くするとシルエットを保つことが難しくなるという課題に対し、榎本は縦長のIラインシルエットを採用。すっきりとしたトラウザーズやカーゴパンツが、トップスのやわらかな膨らみや自然なドレープを際立たせていた。
要素をそぎ落としたアウター
アウターは、テーラードジャケットやワークブルゾン、トラッカージャケットなど多彩に展開。補強のためのリベットや必要最低限のポケットといった実用に由来するディテールだけを残し、それ以外を削ぎ落とすことで、アタッチメントらしいミニマルな表情へと昇華した。
遊び心が光る自由な小物使い
全体としては他シーズンに比べてカジュアルなムードが漂う一方、小物使いにはブランドらしい品格と遊び心が光る。スカーフタイは風になびいたようにあえてずらして留めたり、リベット付きのネクタイを襟の上から結んだりと、ルールに縛られないスタイリングを提案。さらにネクタイピンをネックレスやヘアアクセサリーとして用いるなど、自由な発想が軽やかなコレクションにさりげないアクセントを添えていた。
また、イタリアのグイディ(GUIDI)とイギリスのチャールズ・F・ステッドのレザーを用いたヒール付きの短靴で足元に重厚感をプラスし、スタイリングを引き締めている。




