本作は、清水崇監督の最新作となる学園ホラー。若者の間で密かに流行る、“絶対にやってはいけない遊び”が実行された事がきっかけで、心理カウンセラーの平瀬小春(鎮西)が妹・菜々美(星乃)と共に抗えない恐怖の連鎖へと引きずり込まれていくさまを描く。
撮影から、異例のスピードで完成まで漕ぎ着けたという本作。ついにお披露目の日を迎え、上映前の会場に姿を現した鎮西は「すごくドキドキしています。皆さんの感想が早く聞きたい」と緊張しつつも、晴れやかな笑顔を見せて大きな拍手を浴びた。

ふだんは「FRUITS ZIPPER」として活動している鎮西は、「4年間ずっと、皆さんに“かわいい”を届けるということで生きてきた」とアイドル活動について表現。映画単独初主演にしてホラー初挑戦を成し遂げ、心理カウンセラー役を演じた本作では「“かわいい”を全部封印する」こととなり、「自分の中では大挑戦でした」と打ち明けた。「撮影中もつい、“かわいい”が出ちゃって。監督から『“かわいい”が出ているよ』と厳しいお言葉もいただいたくらい、序盤の方は出ちゃっていたかも」と照れ笑いをのぞかせながら、「“かわいい”をすべて封印して、臨ませていただいた。いつもの活動を見てくださっている方にも、新しい一面を見ていただきたい。ホラーが大好きな方にも、映画を届けられたら」と力強く語った。
鎮西と星乃は、たくさんコミュニケーションを取りながら姉妹役を演じ切ったという。星乃は「『趣味はあるの?』と聞いてくださったり、プライベートなお話もした。演技についても熱いお話をした」と撮影を振り返り、「初めから打ち解けることができて、皆さんと距離感なく演じることができました。優しく接してくださって、ありがたかった」と鎮西と笑顔を見せ合い、“姉”に感謝を伝えた。


学校の心理カウンセラー役とあって、生徒役のキャスト陣とは年齢差があると語った鎮西。「見てきたカルチャーが違うと思っていたので、最初はみんながキャッキャしているのを遠目に見ていようと思っていた」そうだが、「みんながカードゲームを初めた時に、私もやりたいなとうずうずしてきちゃって。気づいたら、誰よりも『もう一回やろう!』と言っていた。親近感を感じてもらえるようにしたいなと思っていましたが、年齢差を感じないくらい、みんなも私を受け入れてくれた。すごく楽しい現場でした」と感激しきり。「ファミリー」だとチームに愛着を寄せた。
清水監督は「鎮西さんがいると、現場が明るくなるんですよ。すごいなと思いました」と座長の人柄と存在感を絶賛。清水監督から、鎮西がクランクアップの際には涙したことを暴露される場面もあったが、鎮西は「清水監督率いるチームが、本当ににぎやかで。ホラーとは思えない、楽しい毎日でした。終わってしまうのが、すごく寂しかった」と涙の理由を明かしていた。


いよいよ上映の時間が近づくと、鎮西は「この作品に出会って、ホラー映画という概念がガラリと変わりました」と切り出し、「どの登場人物にも感情移入ができるし、ホラーシーンはとても怖い。ホロリと涙を流したり、声を出して笑ってしまったり、いろいろな感情になれる。そして観終わった後には、いろいろと考えさせられるような映画だと思います」とあらゆる魅力のある映画だとアピール。「皆さんが、第一“呪われ者”」と呼びかけた。清水監督は「いろいろと感情を揺さぶられると思う。最後には、怒涛のような流れがあります。エンドクレジット後も楽しみにしていただければ」と観客の期待を高めていた。
「だぁれかさんとアソぼ?」は、7月24日から全国公開。
