第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された、深田晃司監督最新作『ナギダイアリー』の本予告映像と本ビジュアルが公開された。
本作は、第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作「東京ノート」に着想を得て、深田監督自らオリジナル脚本を執筆。同作の精神を受け継ぎながらも「ナギ(岡山県奈義町がモデ)」を舞台に新たな物語を紡ぎ、企画の立ち上げから9年の歳月を経て完成させた意欲作。

主人公は、近くの山から切り出される木でひとり彫刻を作る寄子。ある日、東京と台湾で建築家として活躍してきた友梨は、 数日間の休暇をとって、別れた夫の姉・寄子のもとを訪れる。都会にはない「ナギ」での穏やかな生活。妻を亡くした寄子の幼なじみの好浩、そして息子の春樹とその親友の圭太――人々との出会いは、日常に小さな揺らぎをもたらしていく。やがて、彫刻のモデルを毎晩つとめるなかで寄子の知られざる喪失に触れ、友梨にも変化が起きていく。


ワールドプレミアとなった本年度のカンヌ国際映画祭コンペティション部門の公式上映では、約7分間にわたるスタンディングオベーションが巻き起こり、既にフランスや台湾など15を超える国と地域での公開が決定、「卓越した脚本」「心奪われた」「誰かに”理解される喜び”に、胸を打たれる」「深田晃司監督の紛れもない到達点だ」と海外メディアからも高い評価を集めている。


このたび公開された本予告映像では、自然豊かな町「ナギ」に生きる彫刻家の寄子(松たか子)がひとり黙々と木を削る姿、そして、弟の元妻で、東京で暮らす建築家の友梨(石橋静河)が寄子のもとを訪れる場面から幕を開ける。義理の“元姉妹”である二人は、久しぶりの再会に笑顔で肩を寄せ、特別な信頼関係を見せる。一転、崩れた彫刻のクローズアップが映し出され、友梨はナギに来た理由を「寄子さんにとても会いたかったのは、とても孤独に見えたから」と明かす。寄子の彫刻のモデルを務める、9日間。寄子の幼なじみで役場に勤める好浩(松山ケンイチ)、好浩の息子の春樹(川口和空)とその親友の圭太(藤原聖)など、ナギでの様々な出会いのなかで、寄子と友梨は自分とも相手とも深く向き合い、一体どのように変化をしていくのか? 台湾のシンガーソングライター・鄭宜農(イーノ・チェン)の澄んだ歌声、心が揺れ動いている様な表情を見せる友梨と、真っ直ぐに前を見つめ微笑む寄子の存在感の対比にも、心を掴まれる映像となっている。

あわせて公開された本ビジュアルでは、寄子と友梨、好浩の三人が寄子の自宅の縁側に佇む姿や、ナギの自然、彫刻など、フィルムで撮影された手触り感のある写真が印象的に配され、まるでナギで過ごした日々を写真で見返しているような感覚のエモーショナルなビジュアルとなっている。「この場所で、私は「わたし」に出会う。」と添えられたコピーに、異なる場所に生きる寄子と友梨の人生が交差し、浮かび上がる、緻密な人間ドラマに期待が高まる。
映画『ナギダイアリー』は、2026年9月25日(金)より全国公開。
作品情報

映画『ナギダイアリー』
近くの山から切り出される木でひとり彫刻を作る寄子。ある日、東京と台湾で建築家として活躍してきた友梨は、 数日間の休暇をとって、別れた夫の姉・寄子のもとを訪れる。都会にはない「ナギ」での穏やかな生活。妻を亡くした寄子の幼なじみの好浩、そして息子の春樹とその親友の圭太──人々との出会いは、日常に小さな揺らぎをもたらしていく。やがて、彫刻のモデルを毎晩つとめるなかで寄子の知られざる喪失に触れ、友梨にも変化が起きていく。
監督・脚本:深田晃司
出演:松たか子、石橋静河、川口和空、藤原聖、藤間爽子、水間ロン、申瑞季、
松山ケンイチ
配給:スターサンズ
© 2026 ナギダイアリー・パートナーズ (スターサンズ/八朔ラボ/ワンダーストラック) / Survivance / Momo Film Co.
2026年9月25日(金) 新宿ピカデリー、ユーロスペース ほか全国公開
公式サイト
