年齢を重ねるごとに、髪に自信がなくなっていく人は多いのではないでしょうか? 白髪、うねり、そしてボリュームの減少……。変わっていく髪も、適切にお手入れをすることでそのときのベストを目指せるはず。成熟世代に向けたセルフケアの方法から、白髪ケア、ボリュームケアの最新事情まで、“髪肯定感”を向上させる方法をたっぷりとお届けいたします。
俳優・真飛 聖さんの“髪肯定感”を上げる習慣とは
撮影=八木 淳(シグノ)トップス/26,000円(コス) ピアス/70,100円(トムウッド/トムウッド 青山店)
まとぶせい●1976年生まれ。宝塚歌劇団花組元トップスター。2011年に退団後は映像、舞台で幅広く活躍。7月10日から23日まで、「紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA」で舞台『マンザナ、わが町』に出演する。
素敵だと思うのは“元気に見える”髪
舞台やドラマなどで幅広い役をこなす俳優として活躍中の真飛さん。心身ともにタフなほうだという真飛さんですが、少し前のひとり芝居で、髪に影響が出たのだそう。
「今年50歳になりますが、白髪はそんなになくて、白髪染めはしたことがありません。それなのに舞台でひとり芝居をした2カ月間で、右の側頭部の内側の髪だけ線状に白髪になってしまったのです。『右脳だけ使いすぎたのかもしれない』と言われて、あらためて自分のコンディションを振り返り、気力や体力を過信してはいけないと気づかされました」
髪は心、体の状態と強く結びついているものなのかもしれません。
「白髪は特殊な例ですが、やはり髪の調子と気分は連動していると思います。朝起きて髪の状態がよければおしゃれをして誰かに会いたいな、なんて思ったり。ただ肌と比べて髪は、自分で状態を把握しづらいのに、ほかの人からよく見えてしまうという点に気をつけなくてはと思っています。髪の美しさの基準はそれぞれありますが、私は“元気に見える髪”が素敵だなと感じます」
髪の悩みはあるのでしょうか?
「金髪から黒髪に染めたのですが色が抜ける、カラーリングで髪が傷む、のがいまの悩みです。また、うねりも発生しています。長年髪を酷使していた自覚はあるので、シャンプーから枕カバーまで、よいといわれるものは試して、髪をいたわっています。いつも意識しているのは“感触”。朝は起きたらまず触れて、櫛を通して状態を確認しています」

撮影=八木 淳(シグノ)
丁寧なヘアケアを通して、自分の機嫌を取る
真飛さんの理想の髪は?
「やはり、元気に見える髪なのですが、具体的にはツヤですね。前に美容師さんに言われて印象的だったのが“髪にも透明感がある”という言葉です。ツヤやうるおいがありながらも重くない、そんな髪を目指したいと思います。また、年齢を重ねたいま、やはり髪にも品格を求めたいと思っています。手入れが行き届いているか、気持ちに余裕があるかは、髪に表れるのではないかと思います」
時には見て見ぬふりをしたくなるのが成熟世代の髪。ですが真飛さんは、髪の変化を敏感に捉え、髪を慈しむ過程そのものを楽しんでいます。
「丁寧にヘアケアをすることは苦にはならないです。お手入れを通して自分のご機嫌を取ることができますから。髪が整ったら、下を向くのではなく、空を見上げたくなるのではないでしょうか。髪はそのくらい気持ちと結びついているものだと思います」

撮影=八木 淳(シグノ)
気づかぬうちに、こだわっていた 真飛聖さんの“髪肯定感”向上ルール4
そんなに特別なことはしていないですよ、という真飛さんですが、取材をするうちにヘアケアのこだわりが次々と。髪に負担をかけていた時代があるからこそ、選び抜いた製品とルーティンで、髪を大切に慈しんでいます。
1. 運命のシャンプー&トリートメントに髪を託す
「もともと肌が弱く悩んでいたときに出合ったスキンケアブランド『レカルカ』。ヘアケアも試してみたらとてもよく、ずっと愛用しています。スキンケア製品に入っているような贅沢な成分が配合されていて、これを使い始めてから髪の悩みが減った気がしています」
画像提供=レカルカアナツバメ巣エキスや幹細胞培養液、酒粕エキスなどを配合し、ハリコシ、うねりにアプローチするシャンプー&トリートメント。〈右から〉レカルカ モイスチャースムージングシャンプー 同モイスチャースムージングトリ―トメント[各450ml]各8,800円(ともにレカルカ)2. お風呂の中でも外でも頭皮ケア
「シャンプーのときには『ウカ』の『スカルプブラシ ケンザン』を2個使って両手で頭皮をマッサージします。これはバッグに入れて仕事の現場にも持っていき、楽屋で台本を読みながら使うこともあります。マッサージのおかげで顔色まで明るくなる気がしています」
画像提供=ウカ手にしっかりフィットして頭皮をマッサージ。硬さは全部で5種類。真飛さんはその日によって異なる硬さのものを使用。ウカ スカルプブラシ ケンザン ミディアム ストア ゲンテイ トーキョーイエロー 2,420円(ウカ)3. 頭皮も肌と同じようにケア
「元気な髪を目指して、それが生まれる頭皮のケアも積極的にしています。ポイントは血流。頭皮用の美容液を使い、『イナズマ』などの美容ツールも取り入れてケアしています。肌と髪は一枚の皮膚でつながった“地続き”だと意識して、丁寧なお手入れを心掛けています」
画像提供=〈左〉山口ビューティメソッド 〈右〉ウカ〈左〉LEDとEMSで、顔や頭皮を整える美顔器。EMSモードでは高・中・低周波をブレンドした振動で頭皮を刺激します。イナズマ 198,000円(山口ビューティメソッド) 〈右〉伊豆産のクロモジウォーターを50パーセント配合。頭皮の悩みを健やかに整えます。ウカ イズ クロモジ リセラム フォー スカルプ [50ml] 6,600円(ウカ)4. 髪に触れるすべてを厳選
「よいと聞いたものはすぐに取り入れます。枕カバーは摩擦を防ぐシルクに。シャワーヘッドも替えて水質を改善しました。ドライヤーに関しては、気に入ったものを旅先にも必ず持っていくようにしています。気づけば髪に触れるものすべてにこだわっていたようです」
画像提供=MTG「ウルトラファインバブル」と「マイクロバブル」の2種類の泡で心地よく洗い流すシャワーヘッド。別売りのカートリッジを使って塩素低減もできます。リファ ファインバブル ピュア ホワイト 30,000円(MTG)
撮影=八木 淳(シグノ) ヘア&メイク=藤原リカ(スリーピース) スタイリング=浅野美久 編集・文=本田リサ(婦人画報編集部)
『婦人画報』2026年8月号
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