2026年7月3日

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    鑑賞方法:映画館

    ​本作は、私の中で「邦画離れ」を決定づけてしまった戦犯の一本であり、一言で言って「ひどい」としか言いようがない。

    ​かつて日本の警察ドラマに革命を起こしたリアリティは見る影もない。
    全編を包むのはあまりにチープな設定と、ベタを通り越して締まりのない甘い演出のオンパレードだ。緊迫感のない誘拐事件、記号的に消費される過去のキャラクターたち。
    何よりも許しがたいのは、15年続いた大ヒットシリーズの「完結編」としての体を全くなしていない、ファンに対する不誠実さだ。
    ​シリーズを重ねるごとにクオリティが下がり、かつての遺産を切り崩しながら「ノリと身内ネタ」だけで押し切ろうとするその姿勢は、当時の邦画界の限界を象徴している。
    本作に対して抱いていた全ての興味や期待は、エンディングを迎える頃には冷え切った落胆へと変わり、結果として邦画そのものへの信頼を失墜させるに十分な破壊力を持った、最悪の幕引きだった。

    ​2024年からこのシリーズのリバイバルプロジェクトが新たに開始されているが、一度失ってしまった興味は今なお戻ることはない。
    どうやらその新作たちの現状の評価も芳しくないようで、過去の遺産にすがりつくだけの姿勢に冷めている同意見のファンは多いようだ。
    観客の信頼を裏切った代償は、そう簡単には埋められないことを証明している。

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