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OpenAIの創業者、サム・アルトマンの解任騒動を描くルカ・グァダニーノ監督の最新作『Artificial(原題)』。完成目前にして、製作したAmazon MGMスタジオが配給権を放棄し、打診を受けたNetflixやA24、フォーカス・フィーチャーズが権利獲得を見送るなか、独立系のNeonが配給権を獲得した。『君の名前で僕を呼んで』(2017)のグァダニーノ監督がメガホンを握った『Artificial(原題)』は、2023年に起きたOpenAIのお家騒動が題材。同年11月17日に同社取締役会により突如解任されたアルトマンは、わずか5日後の11月22日にCEOに復帰し、世間を騒がせた。

サム・アルトマンに扮したアンドリュー・ガーフィールド。
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アルトマン役をアンドリュー・ガーフィールド、イーロン・マスク役をアイク・バリンホルツ、OpenAIの共同創設者でチーフサイエンティストのイリヤ・サツケバー役をユーリー・ボリソフが演じる。さらにモニカ・バルバロ、クーパー・ホフマン、ジェイソン・シュワルツマン、クーパー・コック、ビリー・ロード、ゾーシャ・マメット、クリス・オダウド、マーク・ライランスらが出演し、『サタデー・ナイト・ライブ』出身のサイモン・リッチが脚本を手がける。『Variety』によると、アルトマンは極めて信用できない人物として、マスクは非常に虫の好かない人物として描かれているそうだ。
本作に4000万ドルの製作費をつぎ込み、2027年3月のSXSWでお披露目を予定していたAmazon MGMスタジオは、本作からの撤退に際し、別のスタジオから公開されたほうが「より良い」とする声明を発表。新たな配給先を見つけるために映画製作者と協力しているとし、映画の内容を理由に撤退したことを否定したが、試写でも好評を得ていたにもかかわらず、完成直前で突然撤退を表明した裏には、親会社であるAmazonがOpenAIと500億ドルの投資を含む大規模な提携を結んだことが関係するとみられる。同様に大手テック企業と協力関係にある他社も、及び腰となったようだ。
なお、『パラサイト 半地下の家族』や『逆転のトライアングル』、『ANORA アノーラ』などを配給してきたNeonは、アカデミー賞レースに向けて『Artificial(原題)』のキャンペーンを展開することを表明しており、ヴェネチア国際映画祭でのお披露目を検討しているようだ。
Text: Tae Terai
