
Collage: Vogue
かつては、つま先が分かれた「タビ」が大胆なシューズの極みであり、ファッション通の証だった。 しかし、ここ数年でデザイナーもセレブも、「個性は強ければ強いほどいい」と言わんばかりに、主役級の存在感を放つ、ひと癖あるデザインの靴を履くようになった。ファッショニスタたちはこぞって、ピアスのようなメタルパーツをあしらったトリー バーチ(TORY BURCH)の「ピアス ミュール」で足もとを彩り、イリーナ・シェイクはアウトドア用のネオプレン製のウォーターシューズを街履き。ヴィブラム(VIBRAM)の5本指シューズもストリートを席巻し、型破りなシューズに映えるような奇抜なペディキュアも密かに注目されている。

ディオール 2026-27年秋冬コレクションより。
Photo: Alessandro Viero / Gorunway.com
シャネル 2027年リゾートコレクションより。
Photo: Stephane Cardinale – Corbis/Getty Images
ウィメンズウェアのコレクションは、デザイナーたちにとって、そんな攻めた主役級シューズの実験場となっている。ディオール(DIOR)は2026-27年秋冬ショーで、つま先を睡蓮の花と葉で飾ったヒールを披露。 シャネル(CHANEL)は2027年リゾートショーで、かかとのみを覆う“ヒール”を発表し、大いに話題を呼んだ。
しかし今、瞬時にコーデを格上げしてくれる奇抜なシューズが、メンズコレクションでも徐々に存在感を示し始めている。6月にパリとミラノで開催された2027年春夏メンズ・ファッションウィークでも、大胆不敵なフットウェアが多数登場し、あらゆるブランドがその可能性を追求した。
