BMSG、第二創業期へ。「音楽ファースト」の実現、「サステナブルなエンタメ構造」への挑戦、日本から世界へ

株式会社BMSG(以下、BMSG)が6月29日、関係各社およびステークホルダーに向けたビジネスカンファレンス「Greeting & Gathering ’26」(以下、G&G’26)を開催した。
2023年の初開催から数えて4回目となる今回、BMSGは創業からの5年間を経て、次なるステージである「第二創業期」への突入を宣言。創業10周年を迎える2030年に向け、新たなスローガン『BEYOND THE FIRST FIVE YEARS. BMSGは、第二創業期へ。』を掲げた。
今後は「音楽ファースト」「サステナブルなエンタメ構造」「グローバル展開」の3領域において、投資とイノベーションを加速させていくという。

1.アーティスト、プロデューサー、スタッフ──すべての才能を殺さない「音楽ファースト」の実現
BMSGはこれまで、『THE FIRST』や『No No Girls』をはじめとするオーディション番組を通して、既存の枠に収まらない多彩な才能を発掘・育成してきた。自社レーベル『Bullmoose Records』の立ち上げや、アーティストとプロデューサーの創造力を一気通貫で具現化するクリエイティブ組織『BMSG Creative Lab』の発足など、マネジメントとレーベル、クリエイティブ機能が三位一体となった強固な基盤を構築しており、アーティストだけでなくスタッフも共にクリエイティブを創り上げる仲間として敬意を払い、楽曲やMVなどのクレジット掲載を徹底してきた。
これから始まる第二創業期においては、アーティストがデビュー後も自分らしく才能を発揮し続けられる環境の整備を目指し、多角的な経験を個人の興味に合わせて支援します。また、さらに多くの才能を開花させるため、これからの5年間で次世代を担う新たな音楽プロデューサーの発掘・育成を強化していく。

2.ファン、そしてアーティストの未来へ──思考を止めずに模索し続ける「サステナブルなエンタメ構造」への挑戦
BMSGはこれまでも、2024年2月に発表した「音楽業界を持続不可能にしないための提言」をはじめ、現代の音楽業界のあり方に一石を投じてきた。BE:FIRSTの作品において実施した「ランダム封入特典の廃止」および「紙ジャケットへの変更」の試験的導入では、プラスチック使用量を約10トン削減。CD売上枚数自体は約7万枚減少したものの、ファンの主体的な応援に支えられ総売上は約2倍に拡大するなど、環境負荷の低減と高い収益性を両立する持続可能なファンビジネスモデルの可能性を模索。
次の5年においても、エンターテインメントとしての「推し活」の純粋な楽しみと、ファンの経済的負担、そしてプラスチック削減をはじめとする環境問題など複雑なバランス関係において、BMSGは思考を止めず、最適解を模索し続ける。その一環として、創業時より大切にしてきたB-Townにおける「共創型コミュニティ」の取り組みをさらに強化していくとのこと。アーティストからの一方的な情報提供の枠を超え、BMSGの歩みをより身近に感じ、ともに歩んでいる実感を持てるようなコミュニティの確立を目指していく。
また、所属アーティストが一人一人の社会人として豊かな人生設計を描けるよう、各種研修(コンプライアンス、マナー、金融知識、メンタルヘルス)に加え、新たに資産形成・ライフプラン支援プログラム『Unseen Life Plan(読み:あんしんライフプラン)』を導入する。
これは、代表のSKY-HI自身がアップダウンの激しいエンターテインメント業界の中で将来への不安によって、志半ばで「クリエイティブファースト」を貫けなくなってしまった数々の才能を目の当たりにしてきたからこそ、そのリスクを最小限に抑え、アーティストを守りたいと考え決断した試みだ。
本プログラムでは、アーティストの経済的自立をサポートするため、会社が積立額と同額(最大100%)を支援する資産形成サポート制度を新設(※上限あり)。将来の経済的不安を少しでも軽減し、自らの表現活動に没頭できる環境を整えていく。

3.日本から世界へ、J-POPの棚をつくる ──2030年までに『BMSG FES』の初の海外開催
BMSGはこれまで、所属アーティストによる海外公演や海外フェスへの出演、グローバルアーティストとのコラボレーションなど、世界市場を見据えた挑戦を重ね、その地盤を築き上げてきた。
これからの5年は、これまで日本のファンと共に築き上げてきたこの強固な土台を大切にしながら、世界市場への架け橋を築いていく。グローバル水準のクリエイティブを含め、海外進出するための投資を強化し、創業10周年を迎える2030年までには、挑戦の集大成として所属アーティストが一堂に会する<BMSG FES>の初の海外開催に挑戦する。これは決して日本を置き去りにするものではなく、日本のエンターテインメントの素晴らしさを世界に証明するための歩みである。自社単独での海外進出に留まることなく、日本のエンターテインメント業界の皆様と手を取り合い、「世界にJ-POPの棚をつくること」を共に目指していく。
第二創業期を支える強固な新経営体制および資本提携
次の5年間への挑戦に向け、BMSGは2026年3月11日付で新たな経営体制へと移行し、取締役COOに清水裕、社外取締役に北川廣一、監査役に大和加代子が就任。さらに組織の健全性をより高めるべく、COO直属の専任組織として「リスクコンプライアンス室」を新設した。
そして今回、グローバル拡大およびデジタル基盤強化に向けた新たなパートナーとして、インキュベイトファンド株式会社および株式会社Akatsuki Venturesとの資本提携を発表。今後は、両社が有する国内外のネットワークや知見を活用しながら、BMSGの成長と世界への挑戦を加速していく。なお、本提携は上場を前提としたものではなく、今後も上場の予定はない。
BMSGは、現時点を「これからの5年間を戦い抜く挑戦者としてのスタートライン」と定義。今後もBMSGは「才能を殺さないために。」をミッションに掲げ、音楽の持つ力を信じ、誰もが自分らしくいられる未来に向けて、応援してくださるファンの皆様、志を同じくする業界の人々、そしてすべての才能とともに、日本のエンターテインメントの可能性を拡張し続けていく。
撮影◎ハタサトシ
◆BMSG オフィシャルサイト